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カテゴリ:鉄道
JR西日本は、2020年夏をめどに、かつて新快速で使用していた117系を改造し、手ごろな料金で利用できる長距離列車を導入する。 「トワイライトエクスプレス瑞風」等が1人数十万円単位の料金であるのに対し、こちらは1泊2日で数千円~2万円程度の料金設定となる。 京阪神地区と出雲や山陽地方等を結ぶ観光列車として運行する。 車両は、グリーン車・普通車でそれぞれコンパートメントタイプと通常の座席タイプを設定。また、ノビノビ座席車両も設定。また、1両はフリースペース車両とし、談話室等として利用できる。 https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201706/0010299467.shtml (2017/6/20 神戸新聞) http://www.westjr.co.jp/press/article/2017/06/page_10635.html (2017/6/20 JR西日本プレスリリース) 「トワイライトエクスプレス瑞風」は豪華列車として話題を集めているものの、いかんせん料金が数十万円では、一般の利用者には縁のない道楽列車に過ぎない。 この点、2万円程度で利用できる列車の設定は、的を得ているかもしれない。 ただ、117系はもう製造から40年近くが経過する。普通ならもう廃車になっている車齢である。 117系は2ドア車両で、混雑時に乗降に時間がかかるため、関西地区だけでなく、地方でも敬遠されてきたという事情があり、観光列車に改造するということかもしれないが、それにしても車齢40年の車両を、今更という感は否めない。 また、117系は2ドアとはいえ、特急車両とは違い、ドアの位置は連結器近くではないため、車内が落ち着かない。改造の際は、ドアと客室部には仕切りを設けるのかもしれないが、それでも余り落ち着かないでしょう。 阪急でも117系と似たタイプの2ドア車両を嵐山直通特急等に使用しているが、比較的短い区間だ。 長距離列車にはどうかと思うが、117系は団体列車に使用されているし、定期列車とは違い、頻繁にドアを開閉する必要もないから、許容の範囲ということか。
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Last updated
2017.06.21 22:34:19
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