2005/05/02(月)19:38
葬儀会館でのお別れ
近くの葬儀会館で、JR事故の被害者の方の葬儀が相次いで行われておりました。
入りきれないのか、表迄人で溢れておりました。
故人の仲間が歌を歌ったり、ジャズが流れたり、応援歌が流れたり。お花がいっぱいだったり。
どのような形でお送りした所で、ご遺族の虚しさや、やりきれなさは、ぬぐい去れないものでしょう。
葬儀に参列された方によると、事故にあわれた青年の顔が青あざで覆われていたとの事。残酷きわまりない事故だとおっしゃてました。
私にもなくなられた大学生たちと同世代の子供がいます。
ニュースや新聞に目を通す度に涙が溢れます。妻も同じように。
葬儀社のスタッフが「肉親を無くした時にはじめて遺族の悲しみが心底判りました。これからは、もっともっと時間をかけて、ご遺族のご意向に少しでもそえる、ご葬儀の打ち合わせをしていきたい」と言っていたのが、思い出されました。
今回も苦しい打ち合わを連日されたものと思います。
葬儀の終わりに葬儀社のかたや司会の方が「ご遺族になりかわりまして、云々・・・・」という閉式の案内がありますが、やっぱりよほどの事が無い限り、ご遺族の方がご挨拶をされるべきと思います。ご遺族の気持ちを、ご遺族の言葉でしっかりと伝えた方が、いいのではないのでしょうか?
行き過ぎたサービスは、形だけの葬儀になりかねません。
葬儀が変わってきています。
お葬式の原点。故人をおくる儀式。もういちどシンプルに考えたいものです。
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アルファ・ネット コンサルティング