2011/08/30(火)15:44
ハナビラタケと尺上岩魚、最後の釣行顛末
甲斐の渓 平成23年8月29日 単独
7時ー10時15分ー11時30分 晴れ/曇り/雨 気温爽やか?水澄み多い、岩魚36サイズ、デジカメドボン、キノコ多くなってきた。鹿、蛇
また寝坊してしまった。
中央道藤野付近で事故渋滞。気持ちは焦っているのに....。
(帰りは中野トンネル内の事故と府中~調布付近の事故)
この分だと、いつものルートでは時間が足りない。そうだ、足の痙攣で前回釣り止めた付近から釣り上がってみよう。
ヒョットしたら、ハナビラタケやクロドンビン(クロカワ)が出てるかも?なんて思いながら登山道出合いまで直行。
すでに、釣り人の車が置いてある。
マッいいや~、時間を置いて後追いしよう、なんて思いながら登山道を下る。
両脇の苔の間にはカラハツ(毒)やなんだか解らないキノコがぽっちらポッチラ出ている。
昨年と同じ場所には キイロスッポンタケ(食?)も出ていた。
1回目のピークを降りきり、平坦な道を歩いていると、チョット気の早いジゴボウ(ハナイグチ)が1本出ていた。
ハナイグチ(食)
またチョット進み下ると、石楠花の下にツガタケが出ていた。
ツガタケ(食)
2回目のピークの肩付近ではタマゴタケ(食)。
ここにはヌメリスギタケモドキも出るのだが、時期がとっくに過ぎている。
この分だとクロドンビン(クロカワ)やハナビラタケが....出てるかも....。
なんて思いながら登山道を降りきった。
(時期が早いので、ここの付近のハナイグチはまったく出ていない)
大きな唐松の森を渓に沿うように下る。
途中、色んなわけの解らないキノコが出ている。
たまにあるのはツバフウセンタケ(食)くらい。
やがてクロドンビン(クロカワ)の出るポイントに到着。今年は出ていなかった。
ここを過ぎて、ハナビラタケの出るポイントに近づいた。
出てる出てる、遠目ででも良~く解る。 まるで白い大きな花が咲いてるようだ。
だって、こんなにデカイだもんね。
それにこのくらいのが、ひんの良い味とほのかな香りがいいもんね。
帰ったら、スパゲッテーの具にして貰おう。
ハナビラタケ(食)
コッチはチョイト幼菌。 チョイ早いけれど、もうこれないから採取してしまった。
コッチは食べ頃だが、チョイト鹿に食べられている。
このハナビラタケは、なんとかと言う物質が沢山入っていて、体の抵抗力や免疫力をつけるのには凄く良いキノコだそうです。
「オカアチャンに食べさせて上げよう」
「これで、癌なんてすっ飛んでくれりゃ良いのだがね」 なんて思いながらスーパーの袋にソット入れた。3個で袋2つ。
釣りするのに邪魔だけれど、マッいいか~。
渓に降り立ちロッドをセット。(11時半過ぎ)
いつもより大分水量が多い。
この直ぐ上の弛みに本日の第一投をプレゼント、ピチャっと来た。(11時40分)
オチビちゃんだけれどネットを使っちゃった。
それから、15分くらい釣り登ったとこで。(12時)
ここでも....ピチャ!来た! アハハまたオチビ。
その後、新しい足跡を見っける。
出るには出るのだが、この渓のイワナではないような、素早いアタックで釣れない。
多分、用心して咥えないないようだ。
ちょうどクロドンビン(クロカワ)の出る付近に近づいた。
ほんの僅かな砂地から苔の生える付近までアミハナイグチの集団。
アミハナイグチ(食)
時間稼ぎと思って、またキノコ探しをしたけれど、めぼしいのはなかった。
森から出て、大岩の上で遅い昼食(1時半)。お握りが旨い。空気も旨い。缶ビールも旨い。
ここからだと、急げば30分で大物の潜むポイントまで行けるのだが、先行者が気になる。
チョレイマイタケも生えているかもしれないし、どうしようかと迷った。
結局、登山道合流付近にキノコの入ったスーパーの袋を置いて2時再出発。
ポイントと思われる所は、すべて抜かして1っ直線に進んで例のポイントについた。
この水量だ、対岸にある大岩下の弛みに絶対いる。
でも、以前は倒木に隠れてやったのだが、それがなくなって私の隠れる場所がない。
一か八かで体をのりだして大岩の下拠れにプレゼント。
......お留守か??
2回目のプレゼント。
緩い巻き返しから大岩の下へ、そしてまた緩い巻き返しに差し掛かった時にビッシャ!来た!
ヤマメのような早い出方だが、一呼吸おいて合わせると、ゴン!ゴンゴンゴンっと物凄い引きでロッドが伸される。
絶対に逃さないド~!
流れの強い深みの中で、中々姿を現せない。
なんとかだましだまし、浅瀬に寄せて無事ネットインというか、頭を入れて尻尾はバタバタ。
綺麗な雄、36サイズだった。
何度か伸されてテップ部分が少し曲がってしまったが、自作のロッドは良く耐えてくれた。
ットここまでは良かったのだが.....。
カメラを取り出し中に大暴れ、慌てたモンでカメラをドッボン。「アッリャリャ」
大事をとってシャッターを押せない。
あああ~防水カメラだったらな~っとつくづく思った。
直ぐにバッテリーとメモリーカードを取り出して良く拭いておいた。
暫く見ていてリリース。 何事もなかったようにユックリと深場に消えていった。
今度来たら40オバーになってるかな?
なごり惜しかったが、ここで引き返す。
途中、チョレイマイタケの生えてた場所に寄ってみたが、生えていなかった。
4時30分、エンジンスタート。
帰ってから、ハナビラタケとカメラを一晩中、扇風機の風に当てて乾燥。
今朝、さらにお釜の緩い温度で乾燥、画面?の変な曇りもとれた。
メモリーカードをPCに入れてみた。OK。
恐る恐るバッテリー、メモリーカードをカメラに入れて作動させた。OKだった。
っとま~、今期最後の釣行はこんな顛末でございました。
それでは。