日々随想

　http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200703300136.html 中国新聞　07年3月30日


天下り先に５兆9000億円　衆院調査、随意契約が大半 '07/3/30

　国家公務員の天下りを受け入れている約四千六百の民間企業や特殊法人に対して、国が二○○六年度上半期で約五兆九千億円の補助金、契約金などを支 払っていたことが、衆院調査局が二十九日にまとめた報告書で分かった。民主党が衆院に予備的調査を要請、決算行政監視委員会が調査局に報告を命じていた。 民主党は「天下り先に対する過剰な優遇」と削減を要求する方針だ。
　報告書によると、昨年四月一日現在、中央省庁からの再就職者は約二万八千人で、このうち役員クラスは約一万二千人。天下り先の約四千六百の企業、 団体に支払われた金の内訳は補助金などが約四兆一千億円、国との契約金が約一兆八千億円だった。契約金のうち、入札を実施しない随意契約が約98％に上っ た。　　以上　一部転載

　
　2006年度の税収が約50兆円、その12％が天下り先の補助金だけに費いやされる事となる。　弱者切捨ての残酷な切り詰め予算の中で、整理縮小もなされず、相も変わらずの中央官僚終身優遇の為の国の予算！！．．．
どこに改革の成果がる？！！．．．
　
　2007年度の一般会計が約83兆円、官僚お手盛りの特別会計予算は一般会計との重複部を除いて約200兆円となっている。　これが政治不干渉の各省庁自在使いきり予算！！
　まるで国家は、一度切りの国家試験で選ばれた丈の中央官僚の為に存在しているかのようだ。　日本の政界は何時まで明治以来続くこの異常態勢を存続させる気なのか。
　行政改革が時の総理より表明されるのは中曽根の頃から常だけど、橋本内閣の時代からだけでももう早や10年、編成替えとか統合とか、その他めくらましの衣替えに過ぎず、相も変わらずの官僚天国、変える力がないのか、それともこのままの方が政治屋にとっても都合がいいからなのか、出来損ないの三代目、四代目
の世継ぎ男と、官僚上がりの議員たちが官・財・暴それにカルト宗団と組んでの
やりたい放題、国民は左程の異論も挟まず？その様を続けさせる．．．

　正に、北朝鮮の金王朝やその他の後進国の腐敗振り、矛盾体制となんら変わりはない。　とてもじゃないが、進歩的な民主国家とはいえた代物ではない。


　これをホントに改革するには、小沢率いる民主党が、ドタマから滝の水でも被って、余程土性骨入れ替えて掛からん事には駄目、地方選挙の候補者さえよう
立てんような今の民主党では、危機に気付いた国民の票もようかき集める事は出来んだろう、政権奪取に至るまでもの数を集める程に．．．
　チャンス到来の絶好の時期であるのにも拘わらず！！．．．


　例え現状が、官・暴・政・財で牛耳られているとは云え、若し民主党が政権を獲り、強い意志と実行力で改革を進めるのなら、官僚の中にもいる正義派も協力は厭わないだろうし、他の野党とて、それに協力するにやぶさかではない筈。

　国民の大多数とて『官僚天国・腐敗構造の破壊→新国家体制の構築』には諸手を挙げて賛成するだろうに。　
どうも今の民主党にはその気力・迫力・強固な意志が不足している様に感じられて仕方ない。　残念な事だ、日本にとって。．．．
　　
　批判政党としての共産党はもっともっと伸びて欲しいし、社民党とか国民新党その他
の野党も躍進が望まれるが、兎に角中心となるべき民主党が腐敗与党の対極に立って、世の革新に挑まなければいけないのだが．．．


　『国敗れて君子出ず、家貧しくして孝子出ず』とかいにしえの諺通りに、ここでなんとか新しい革新の大暴風を吹かせる男は出ないのだろうか、小泉如きペテン師ではなく、本物の革命家が？！！．．．

　それともこのまま、外資と内部に巣食らう吸血ダニの集団に、あらゆる血を吸い取られて終焉を迎えるのだろうか、日本て国は．．．




　　

　　　
　　
　　　
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