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加納尚明のつぶやき日記

加納尚明のつぶやき日記

市民活動団体の情報化-2(2004.12.30 UP)




   ~~~ 市民活動団体の情報化 メディア戦略に秘策アリ ~~~

「市民活動団体の情報化」について、前号では、その有効な手段としてパソコンメールとホームページを挙げました。今回は、そのホームページを多くの人に見てもらうための秘策をお話しましょう。

「メディア戦略」という言葉を聞いたことはありませんか?最近ならブッシュ大統領のメディア戦略とか、政党のメディア戦略という言葉を聞いたことがあるでしょう。「メディア戦略」とは、自分たちの目的の達成のために新聞・テレビ・雑誌などのマスメディアを活用する方法という意味です。市民活動団体もこのメディア戦略が有効な時代なのです。

札幌チャレンジドでは、メディア戦略の一環(柱)として、新しい事業や取り組みを始める際には、記者発表資料(様式自由、左記がその一例)を作成し、記者会見を行います。記者会見というと芸能人の派手な会見シーンをイメージすると思いますが、それだけではないのです。記者会見は誰にでもできるのです。具体的な手順は次のとおりです。
(1)札幌圏の場合、道庁2階の道政記者クラブに電話して、記者発表の希望日時を伝える。記者クラブ内の記者に伝わります。
(2)記者発表資料を41部準備し、所定の時間に記者クラブに行く。
(3)資料を記者クラブ内にいる係の方に渡す。記者クラブに登録しているマスコミ各社にこの資料が渡ります。
(4)興味を感じた記者が記者クラブ内にいますから、その記者に説明をする。誰も記者が来てくれない場合もありますから過度な期待は禁物です。

記者発表をしたからといって必ず、新聞やテレビに取り上げられるとは限りませんが、その可能性は大きくなります。また、会見に来てくれた記者の人としっかりと名刺交換をして、個人的な関係を作ることも有効です。

今回紹介した記者発表は、あくまでメディア戦略の中の一つの手法であり、チラシを作ったり、口コミで拡げたり、いろんな手法を組み合わせて広報活動をすることが重要です。ホームページは他の何かで団体のことを知ったから見にくるのです。
遠慮せず、記者発表からチャレンジしてみましょう!

                     (北海道のNPO総合情報誌 えぬぴおん第11号に寄稿)
                      ★えぬぴおんは残念ながら現在、休刊中です







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