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2005年08月19日
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今日は何の予定もないので、朝からマッタリ過ごしていた。
ばーちゃんに電話してみると、水ようかんがあるから持っていくよ~ということだったので、適当に部屋の片づけなんかをしながら待つことに。

そこに電話が。
ナンバーディスプレイには見覚えのある番号。
これは。。。カノンちゃんの病院?

それは児童精神科からの電話だった。
今日予約していた人が急にキャンセルになり、今から来られないかという電話。

頭がパニックになった。
予約して半年待ちと言われた児童精神科の受診。
1月の予定だった。
実は7月にも一度、同じ電話をもらった。
その日はちょうど旦那が車を使っていて足がなく、さらにあと1時間でりんちゃんが幼稚園からかえってくるというタイミングの悪さで断ったのだった。
今日は断る理由はない。
しかし児童精神科の受診には、旦那も同席してもらうつもりだった。
旦那はもちろん仕事に行っている。
りんちゃんはどうしよう?

とにかく行けるように算段してみるから、折り返し電話しますと答え、一旦電話を切る。
りんちゃんは今からやってくるばーちゃんに頼んで、一緒に留守番してもらうことにした。
次に旦那に電話して、仕事を抜けてきてもらうようにお願いする。
旦那が来られるという返事だったので、病院にOKの電話を入れる。

すぐさまカノンちゃんを着替えさせ、支度してばーちゃんを待ち、ばーちゃんと入れ違いに家を出る。
車に乗ると、ポツポツ雨が降ってきた。
とたんに携帯が鳴る。
出てみると旦那からで、バイクでこちらに向かう途中、雨に降られてべちゃべちゃになっているらしい。
直接病院に行けないので、一旦家に戻って着替えるしかないのだが、それを待っているわけにはいかない。
旦那にはタクシーできてもらうことにして、私はカノンちゃんと病院へ急いだ。

着いてすぐに児童精神科に案内される。
診察室の前でしばらく待ってから、部屋に通された。

じゅうたんの敷かれたかなり広い部屋で、その真ん中に置かれたテーブルの向こうに男性と女性が座っていた。
こちら側の座布団に座るようにいわれ、カノンちゃんと一緒に座る。
旦那はまだこない。
女性が医師で、男性は心理士だと紹介された。
やさしげなおばちゃん(失礼)という感じのお医者様だ。
これから私が先生と話す間に、心理士がカノンちゃんと遊びながら、発達検査をするらしい。

家族構成、カノンちゃんが生まれてからのこと、今のカノンちゃんの発達状況などを聞かれるままに答えていく。
知識だけはあちこちで仕入れていたので、質問されながら「あー、これは感覚過敏の有無について聞かれているんだな」とか「これは自閉症特有の行動についてだな」などと考えていた。
その間にカノンちゃんは、心理士さんと楽しく遊んでいた。

途中で旦那が到着。
ばーちゃんの車を借りてきたらしい。
ばーちゃんには旦那が来ることを話していなかったので「なんで帰ってきたの???」と言われてしまったそうだ。
すまん、旦那。

旦那も少し先生と話をする。
カノンちゃんは、途中で出された薬瓶のような瓶の中に鈴を入れたものが気に入ってしまい、それを離さなくなってしまった。
ふたを開けるとか、中身を出すとか、そういったことができるかどうかを診るものだったらしい。
心理士さんが一生懸命別の検査に誘導しようとしたが、カノンちゃんは今はこれで遊ぶんだから!と、それ以降は検査に応じなくなってしまった。
自分ではふたを開け閉めできないので、心理士さんに「ん!」と言いながら渡し、開けさせたり閉めさせたりしていた。
そんなこんなで「非協力的」だったので、はっきりした数字ではありませんが、と前置きされ、発達指数を告げられる。


理解・認知は57。1歳3ヶ月程度。
社会・言語は51。1歳1ヶ月程度。

軽度の発達の遅れがある、ということになります。
自閉症の傾向は見られません。
遅れについては、このままゆっくりでも発達していくのか、途中で発達がとまるのか、その辺りは今後を見ていかないとわかりません。
軽度なのであまりメリットはありませんが、療育手帳を申請すれば、おりると思います。


つまり、カノンちゃんは「軽度精神遅滞」と診断されたのだった。
DQ(発達指数)は検査が十分でないので未確定ではあるけれど、それほど大きく誤差があるわけではないと思うので、ほぼ間違いないだろう。

言葉が出始めているけれど、まだモノには名前がある、という認識が薄い。
表出言語を増やすためには理解言語を増やしていく必要がある。
そのためには、カノンちゃんが要求をしてきたら、それを言葉に直してあげたり、物に触れて名前を教えたりしていくのがいいということだった。
運動機能に関しても、カノンちゃんは理学療法士さんから「普通の子供が自然に覚えていくようなことも、こちらが教えてあげる必要がある」と言われたことがあったので、同じようなことなのだなと思った。
「普通の子は10覚えるのに8くらい教えればいいけれど、カノンちゃんには10全部教えていく必要があるんですね」
と聞いてみると、先生はそうだと答え、
「でも逆に10全部教えてあげれば、10わかるようになるってことです」
と言ってくれた。
そうかぁ。。。

半年後くらいに、また診察を受けることになった。

帰宅して、旦那に昼食を食べさせて、再び会社へ送り出す。

ばーちゃんには、自閉症ではないと言われたことと、発達の度合いが1歳1~3ヶ月程度であることを話した。
ばーちゃんがどう受け止めたかは、まだよくわからない。

ばーちゃんが帰宅して、娘どもと昼寝したら寝過ぎてしまった。
起きたら6時45分。
もはや昼寝ではない。

夕食は焼うどん。
ちょっと油入れ過ぎて油っこかった。
すまん、料理下手で。





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Last updated  2005年08月21日 16時47分52秒
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