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カテゴリ:療育とピアノ、怒濤の木曜日
療育教室へ行くと、先々週の療育ママがいた_| ̄|○
入っていくと同時に食い付かれた。 まず「カノンちゃんはどこがいけないの?」と来た。 先々週、カノンちゃんは既に児童精神科を受診し、精神遅滞と診断されていて、療育手帳も取得したと話したのだが、発達障害に関する知識をまるで持っていないせいか、全然おぼえていないらしい。 そしてこちらが口を開く前にまくしたてる。 「だってカノンちゃんはうちのT(註:彼女の息子さんね)とそっくりだよ。Tだって歩くの遅かったし、話せるようになったのも幼稚園に行きはじめてからだし」 うん、それは確か先々週にも聞いた。 「だからカノンちゃんも幼稚園に行けば絶対大丈夫だって!」 あぁ。。。よく言われることだ。そうだといいな~、と返した。 「このカノンちゃんがなんかまずいんだったら、うちの子もまずいってことになっちゃうでしょ?」 ……なるほど。 つまり彼女は、息子さんと似たような経過をたどっているカノンちゃんに、問題があっては困るのだ。 その時ちょうどカノンちゃんが私たちの目の前で、横目をしながらくるくる回っていた(笑)ので「ほら、例えばあんなところが気になるんだよ」と言ってみた。 「あれは……なんとなく面白いからやってるんじゃない?」と彼女。 「そうだね。普通の子でも、一時やることはあるみたいだね。あれは自分でする感覚刺激のひとつで、普通の子はあれやってもだんだん別のことに興味を持つようになるんだけどね。カノンちゃんはかれこれ2ヶ月くらいやってるかなw」 「ふーん。。。でもさ、あれなんか良くないの?」 「良くないっていうか、まぁ自閉症の子がよくやる行動のひとつかな」 「あー。。。あたし自閉ってよくわかんないんだよね」 話は途切れた。 よくわかんない、か。 本当に何一つ調べていないらしい。 なぜ調べないんだろう。 本気で自分の子供だけは障害と無関係だと考えているんだろうか。 きっとそうじゃないと思う。 彼女は障害について調べること=自分の子に障害がある可能性を認めることだと思い込んでいるに違いない。 親が認めようが認めまいが、子供の状態に変わりはないんだけど、こうなってくるともう「縁起」とか「信仰」とかいった領域になってくるので、周囲の人間には如何ともし難い。 しばらくしてまた彼女は息子をたたいていた。 理由は本当に些細なことだった。 Tくんは、ほかの子供がハイハイしているのを見て真似していた。 彼女は気に入らなかった。 赤ちゃんみたいな真似はやめるようにと言った。 Tくんはやめなかった。 調子に乗るな、と彼女は言い、それでもTくんはやめなかった。 そしてたたかれた。 Tくんは怒って保育士さんにやつあたりをし、蹴ったりたたいたりした。 「人をたたいたらだめ!」 と彼女は怒った。 説得力ゼロなんですけど。 他のママたちはドン引き。 カノンちゃんも怯えていた。 なんかもう。。。どうしたらいいんでしょう。。。 りんちゃんが半日保育なので、11時半で退散。 正直帰れてホッとした。 もう同じクラスになりたくない。 とりあえず来月から曜日が重なることはなさそうだけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年10月28日 17時31分49秒
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