遅ればせながら・・・もう、1年以上前のことだから細かいことは覚えてないけど、2つだけ鮮明に覚えています。手術前のこと。 1つ目は手術直前(10日位前かな)、兄貴が脳内出血で倒れたこと。 死んじゃうかもしれない。死ななくても障害が残るかもしれない…。 でも、なんとなく確信がありました。 自分が誰かの生命の灯火を助けるかわりに、何者かが兄貴の光を繋いでくれると。 事実、一度心停止したにもかかわらず、何の障害も残らず、 今では田舎のスナックでくだをまける程、何ともない状態になることができました。 私は神様とか、超常現象とか全く信じないけど、「借りはしっかり返す!」と何者でもない誰かに密かに誓いました。 2つ目は手術直後のこと。 ストレッチャーの上で名前を呼ばれて麻酔から目を覚ましたものの、どーも喉が痛い。 痛いだけじゃなく息しにくい。 麻酔のせいじゃなくあれは息が出来なくて気を失ってたんだと思う。 「タッ、タッ、タッ。…ちゃ、…ったね!」耳元で聞こえた。 後半は「k吉、よく頑張ったね!」ってkanoriが声を掛けてくれたもの。 でも目を覚ましたのはその前。 「タッ、タッ、タッ。」?kanoriの足音です。 取り乱すことなく、でも心配してくれている、10年以上聞いてきた「アシオト」が耳に響きました。 その時初めて、意識を取り戻しました。 これが、手術時の感想というか、報告というか。 やっぱ、手術にしても、術後にしてもキツイです。 でも逆の立場の人は藁にもすがる気持ちのはずです。 兄貴が生死をさまよったから、そこらへんは実感できます。 やりたいと思った事を実行し、お互いに助け合った僕ら夫婦のファインプレーだと思います。 人の命を救えたのだから…。このことは夫婦の誇りです。 ジャンル別一覧
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