十一月 「霜月」【生姜湿布】ねんざや肩こり、痛みを伴う症状、炎症に効果的。 生姜湿布をすると血行が良くない痛みが引いていくので、内臓疾患や、炎症によって起こる様々な痛みに効果的。残った生姜で足湯をすると、水虫退治にも。 (1)しょうが(できればひねしょうががよい)100~150gを皮ごとすりおろし、ガーゼに包む。 (2)70~90度の湯の中に、乾いたタオルと(1)を入れ温める。 *生姜袋を水から入れたり、入れた後で沸騰させると効果が落ちるので避ける。常時70~90度にたもてるように、とろ火にかけたなべを使用すると便利。 (3)(2)のタオルが十分温まったら、よく絞って患部に当てる。(大人は20~30分、子供は10分程度。)これを数回繰り返し、仕上げにぬらしたタオルでさっと拭いておく。 *生姜*(しょうが) 薬効は風邪に効き、食欲をます。体の冷えを取り、代謝機能を亢進。ショックにも用いる。解毒作用があって、魚や肉の中毒に用いられる。 *牛蒡(ごぼう)* ゴボウは、血液循環を良くし、新陳代謝を強め、大小便の出を良くし、瘀血をとる作用があって、血の道に聞くといわれている。 食物繊維や腸のぜん動運動を活発にするリグニンが豊富で、便秘解消、直腸ガン予防の強い味方です。コレステロールなども排泄してくれるので、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病の改善にも役立ちます。直径2センチくらいですらりとしたものがお勧め。 ただし、悪の強い野菜なので、失神やアトピー性皮膚炎に悩む方は避けたほうが良い。 *鮭*(さけ) 消化吸収の良い良質のタンパク質、血液をさらさらにするEPA、脳細胞を活性化するDHA、疲労回復効果的なビタミンB群、粘膜を強くするビタミンA、血行を促進するビタミンE、ミネラルも豊富です。 *蕪*(かぶ) 薬効は食を消し、気を下し、痰を逐い、咳をなおす。 『本草綱目』には「内臓の働きを良くし、心身を軽快にする。常食すると太って丈夫になる。気分をさっぱりさせ、咳を鎮め、口の渇きをとめ、腹の冷え、痛みをやわらげる。」 βカロチン、ビタミンB2・C、カルシウム、鉄、食物繊維などが含まれ、内臓の働きを良くして、胃もたれ解消に効果的。他に解毒作用、消炎作用などがあります。また、抗癌物質のグレコシノレートが多く含まれ、がん抑制の野菜として注目されています。栄養は葉のほうにも多いので葉も食べましょう。 ジャンル別一覧
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