2007/04/11(水)00:22
エピローグ
もしその人生が、たった一幕の短いドラマだったとしても、
一生懸命、演じ切った人生はやはり素晴らしい。
観客諸君、立ち上がり給え。
そして、拍手を贈ろうではないか。
若くして散った名優に。
惜別の情・・・。
やはり、残される者こそ哀しい。
あなたの哀しみに添えられる言葉はない。
ただ、途方に暮れる。
去って逝ってしまった人を偲ぶ哀しさは、
一幕の芝居の幕が降りた時の余韻に似ている。
その余韻を抱き締めてあげてください。
彼の人は、小さな感動的なドラマのエピローグを
あなたに送ったのだから・・・・。