2005/06/10(金)01:09
学校での説明会~中学受験の攻略(8)
今回は、学校で実施される説明会についてです。
もちろん学校が主催される説明会ですから、主だった先生方が一堂に会されます。
学校の歴史やビデオを使った説明も行われます。また、学校によっては校内見学のできる学校もあります。今まで説明してきた外部での説明会より詳しい説明が約90分程度実施されます。
ただ、会場が学校であるため、そこまで足を運ばなければなりませんし、1日に1校しか聞くことができません。
学校の雰囲気が分かると評判はいいのですが、もっと上手に利用することを考えてはいかがでしょうか。
まず、校門の中に入ると、守衛さん(学校によって呼び方は違います)がおられます。ほとんどの場合はプロの警備会社からの派遣です。生徒の行き来している時間帯であれば、守衛さんと生徒たちの対応を観察してください。
きちんとした学校であれば、守衛さんもきちんと対応しておられます。
次に、説明会の会場に行く前にトイレに行ってください。共学校であればできるだけ来客用ではなく、生徒用のトイレに行ってください。
きれいごとではなく、今の学校の姿が反映されています。(来客用はきれいになっていて当たり前です。それすらできていない学校はないとは思いますが、論外です)
廊下ですれ違う先生方や生徒たちの挨拶を観察してください。取ってつけたような挨拶をしてくるようであれば、その学校の普段の生活ぶりが想像できます。
生徒募集というのは、一部の担当されている先生方だけの問題ではないのです。学校全体として取り組まなければならない問題なのです。
校内見学が実施されている場合の注意点をあげてみます。
1)廊下・教室内での私語は厳禁です。
もしそんなことをしておられる保護者がおられたら、学校の先生がどういう 表情をされているか観察してください。
普通は苦々しい顔をされているはずです。特に授業中の先生にとっては、指 導の邪魔以外の何者でもありませんから。
2)廊下などのゴミにも注意を払ってください。
誘導しておられる先生が何もされないのか、さりげなく拾われるのか、この 1点だけでも学校の姿勢が見えてくるものです。
学校で実施される説明会は、説明会が大切なことは言うまでもありませんが、それ以外のところでチェックができる絶好の機会です。
最後に、住所・氏名などを記入する用紙が受付にあるときがあります。
多くは語りませんが、必ず正直に記入してください。
得をすることはあっても、損をすることはありませんから。
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