クッキーの観察記録

私は弟が居るのですが、とても年が離れています。
彼は今年で22歳、大学4年生でした。

今年度の前半、母に聞くと単位を落としていて、このままでは卒研だけやって、卒業できないと言う間抜けな事態に陥りそうだと。
かるーく本人に小言を言ったのですが、聞いているのかいないのか。
実家に帰るたびにゲームをしているか、大学へ行っているか、寝ているかのどれかだったので、本当にまずいだろうと思ったものです。

なぜにここまで私や母がやきもきしていたかと言うと、弟は内部推薦で大学院への進学が決まっていたからでした。
このまま留年したらもちろん内部推薦は次の年には取れません。
おまけに卒研はやり終えてしまうだろうから、1年間1単位のために学費を払わねばならないからです。

私は親に金をかけさせた娘なので、弟のことは言えないのですが、そのときの状況と現在の状況ではまったく異なります。
稼ぎ頭が父から母に移った今、母にはなるべく無理して欲しくなかったし、何より弟は世間を知らなすぎなので。
弟は22年間まともにアルバイトなどをしたことがないんですよ。
部活のために必死こいてアルバイトしていた私には信じられません。

そろそろ世間では卒業シーズン。
なんの音沙汰も無いため、娘の保育園決定の報告を兼ねて連絡をしたけれど、1週間連絡来ず。
やっと連絡きて、話を聞いてがっくりきました。

後期の試験を受けに行った弟。
そこで、答案用紙を出すと試験監督からお前の名前は無いと言われたそうです。
あわてて、教務だか学務だかに聞きに行くと、「前期で取得済み」。
ばかでしょー。
本人も落としたと思って、試験も受けに行って。
我が弟ながら、あほやと思いました。

と言うわけで無事卒業できたそうです。
25日の今日、卒業式に出たそうです。
よかったね。

あ、ちなみに父は生きてますよ。
ただ、弟が大学に入った後、会社をリストラされて、今はアルバイトみたいな生活なんです。
セミリタイア？
気ままなもんです。