里山のナラ枯れ
ナラ枯れについては新聞報道などでご存じのことと思います。ボクの住む地域の里山にもその被害が広まっているのです。ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシが病原菌を伝播することによって起こる樹木の伝染病の流行のことナラ枯れは長い間虫害とされてきたのですが近年の研究により樹木が枯れる直接の原因は菌類であること、および病原菌をカシナガが運んでいることが明らかになりました。とくに枯死被害が大きい樹種はミズナラとコナラといわれています。古くて幹が太い木ほど被害にあいやすいナラ枯れの木を伐採して燻蒸しているところ同時に新しく桜などを植樹しています。同 上カシナガは樹幹だけでなく伐根にも穿入して繁殖するので木の切り株も燻蒸するこれがカシノナガキクイムシこんなに小さな虫が毎年1,000ha以上の面積に被害をもたらしているのです。この対策がまた難しいそうで枯れた個々の樹木を防除するしか方法がなく手を焼いているというのが現状のようです。