2017/01/23(月)22:00
水車小屋の想い出
昨日の山歩きの帰り道
白鶴美術館から少し下がったところに
水車が回っているところに出会った
街の中の水車、何か新鮮でかつ懐かしい思いがした
説明板によると、水車は住吉川の流れを利用して
88か所もあり、油絞り、製粉、酒米の精米等
灘の酒造りを支えていたという
≪参 考≫
東灘区の山手、住吉川流域には江戸時代から
水車小屋が多く立ち並び、水車業が盛んで
油絞りや製粉、酒造りのための精米に使われてきた。
最盛期には100基近くあった水車は台風で流れたり
電力の発展で衰退していった。
しかし地域の歴史を残したいという住民の希望により
2002年に水車と水路のある親水空間として整備された。
水車は大小2基あり、それぞれ「山田太郎車・次郎車」
という愛称がつけられている。
水車には幼いころの思い出がある
今から70年近く前のことになるが
自宅から十分くらいのところに水車小屋があった
そこで我が家も米を搗いていたのだった
水力で、太い丸太の軸が回転して
米を搗く杵の上下運動に力を伝える
今から思うと、燃料不要で無公害の
世界一環境にやさしい動力だった
その力の強さを試すように
小さな体の全力を出して
軸の回転を止めようとしたことや
水車小屋に向かう坂道では
父が引くリヤカーを押したことなど
懐かしい思い出がよみがえってくる
水車小屋があった場所には
今、民家が一軒建っている