カテゴリ:歴史
印象に残った建物のひとつ 明治時代のお風呂屋さんです 半田東湯は知多半島の港町に造られた風呂屋である。 1階奥の浴室に置かれた浴槽は男湯と女湯がつながって おり、目隠しだけで仕切られている。 銭湯は江戸時代以来、地域の社交場として欠かせない 存在であって、湯上りの常連客などは、2階に上がって 雑談に時を過ごした。 湯水を多く使う商売がら、建物の傷みや改造が多かったが 表構え、番台などに江戸の湯屋のおもかげをとどめている。 (現地の説明資料) 浴槽の様子、男女の浴槽は一つでつながっている 明治時代の銭湯の決まり事(抜粋) ・風の強いときは閉店します ・顔を覆っての出入りは出来ません ・大きな声でケンカをしたり 歌ったりしてはいけません ・温度は一定に出来ないので 注意して入って下さい 明治時代の銭湯で働く人々 番頭(ばんだう):銭湯のかなめとして銭湯で働く人々 三助:小判型の三助専用の桶を使ってお客さんの背中を流す 仲:釜焚きをして湯の温度を調整する 下足番:履き間違いの多い履物のお世話をする 定 則 1.御政令は勿論、火之元厳重ニ看守可致候事 1.大風之節ハ早仕舞之事 1.男女入込之儀厳禁ニ就キ、其区別ヲ部分シ 妄ケ間敷儀無之様可致候事 1.面部ヲ包ミ出入御無用ノ事 1.極老衰者及ビ御病後或は見苦シキ御病体之 御方、又ハ大酔者ノ御入浴断り申候事 1.喧嘩口論及ビ高声ヲ発シ放歌等断ジテ御慎 ミ神妙ニ御入浴被下度候事 1.御客様衣類其外大切ニ看守可致事 1.金銭其他大切ノ品御所持ニテ御入浴御無用 若シ紛失仕候共、更二関係不仕、此御ご断リ 申上置候間、御承了之上御入浴被下度候事 1.御衣類其外大切ニ見張候共、其責ニ任ジ 不申、此条御了諾之上御入浴相成度、前々以 テ御断り申上候事 1.小桶汲置キ之儀御断り申上候事 1.込合之節、若シ汲置シ為御差支之節ハ遣ヒ 可被成事 1.温度之儀ハ都度々々注意可致候事 明治四十三(1910)年栃木県足利の定則 ずいぶん細かい決まり事だなあと感心 これも企業防衛の一つ、当時もいろいろと イチャモンをつける人がいたのだろうか(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは(^^)
〉男女の浴槽は一つでつながっている 思い出しました! 野沢温泉の外風呂もそうだったような... 男女の友達が 木の仕切り越しに “もう出るよ~”と 声を出して合図し ていました。 こんなお風呂 風流で いいですね。 三助さんって こんなお仕事なんですね。 (2019/06/28 09:05:23 PM)
Good evening.
Are you good ? お世話様になっております。 めっちゃ「むしあつか~!」の長崎です。 空が「空襲警報」の感じ。 G20 は「いい迷惑イヴェント」でしたね。 大阪、その周辺の方々、お疲れ様でした。 Have a happy Saturday night. ☆ 長崎から真心応援 そして「あなた様のガッツ健康と 輝ける幸福を祈願」完了です ♪ (2019/06/29 04:39:49 PM)
ひろみちゃん8021さんへ
>男女の友達が 木の仕切り越しに “もう出るよ~”と 声を出して合図し ていました。 ボクにもそんな経験が何度かあります。 浴槽はつながってなくても、浴室の壁の上部がつながってる浴場は多いですね。 (2019/06/29 05:13:06 PM) |
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