カテゴリ:読書
題名通り、身近な雑草についての考察である スミレから始まって最後のヨシまで 50種の草を取り上げて説明している 内容がまたユーモアにあふれているのも楽しい 雑草に対する著者の愛情が随所に感じられる 小説のようにストーリーはないので 一つ二つ読んでは休み、暫くして次を読む そんな読み方を楽しんでいたら 二週間の図書館の貸し出し期限が過ぎて 返却を督促するメールが届いた(笑) 知らなかったこともずいぶん教わった 多分、右から左へと忘れてしまうだろうけれど 花を見た時に少しは思い出すかもしれない ************************ 本書は、最後のヨシのところで 以下の文章で結ばれている 「人間は考える葦である」とパスカルはいった ヨシは人間のようには考えない よけいなことは一切考えず 強く生きることだけを日指して生きてきた それが、ヨシを成功させたのである 人間はよけいなことばかり考えすぎて ヨシのように純粋に生きることに没頭できな い 「逢はでこの世を」と冒頭の百人一首の歌のなかで 恋に迷うのも人間だからである しかし、人間にとっては考える力こそが強みだ 「アシ(悪し)の名を「ヨシ(良し)」 に変えたプラス思考で くよくよ考えずに強く生きようではないか ※文中の「逢はでこの世を」と冒頭の百人一首は下記 難波潟みじかき葦のふしの間も 逢はでこの世をすぐしてよとや(伊勢) ※なお、上記の引用文は本を見ながら 文字を打ち込んだのではなく Googleレンズで本の文字を読み取り こちらにコピーしたものです。 Googleレンズってすごい!!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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