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暦会館(2022/5/28訪問) 周山街道と呼ばれる国道162号線の 京都府と福井県の県境すぐの道の駅 「名田庄」の広い敷地内にあった 短い時間ではあったが見学した 恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉 陰陽道の安倍晴明に関連する浄瑠璃の話 だということはおぼろげに知っていたが 何故この地に暦会館が? という疑問が 生じた、それはビデオを見て解消した 日本の天文学の祖である安倍晴明の 子孫が応仁の乱の戦乱を逃れこの地に 移り住んだことから陰陽道との関係が 始まったそうである 安倍晴明の子孫が土御門姓を名乗って いることも初めて知ったことである 館内には名称の通り、暦に関する資料が 数多く展示されている(→☆) 「旧暦のことは簡単で分かりやすい」 ビデオではそんな説明があったが ボクには苦手な分野である * 葛の葉伝説についてはウィキペディアによっていま一度確認して 少し頭がすっきりした気分である 村上天皇の時代、河内国のひと石川悪右衛門は妻の病気をなおすため、兄の蘆屋道満の占いによって、和泉国和泉郡の信太の森(現在の大阪府和泉市)に行き、野狐の生き肝を得ようとする。摂津国東生郡の安倍野(現在の大阪府大阪市阿倍野区)に住んでいた安倍保名(伝説上の人物とされる)が信太の森を訪れた際、狩人に追われていた白狐を助けてやるが、その際にけがをしてしまう。そこに葛の葉という女性がやってきて、保名を介抱して家まで送りとどける。葛の葉が保名を見舞っているうち、いつしか二人は恋仲となり、結婚して童子丸という子供をもうける(保名の父郡司は悪右衛門と争って討たれたが、保名は悪右衛門を討った)。童子丸が5歳のとき、葛の葉の正体が保名に助けられた白狐であることが知れてしまう。全ては稲荷大明神(宇迦之御魂神)の仰せである事を告白し、さらに次の一首を残して、葛の葉は信太の森へと帰ってゆく。 恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉 この童子丸が、陰陽師として知られるのちの安倍晴明である。 保名は書き置きから、恩返しのために葛の葉が人間世界に来たことを知り、童子丸とともに信太の森に行き、姿をあらわした葛の葉から水晶の玉と黄金の箱を受け取り別れる。なおこの水晶の玉と黄金の箱は、稲荷大明神(宇迦之御魂神)から葛の葉が童子丸に授ける様に仰せを受けて預かっていた。数年後、童子丸は晴明と改名し、天文道を修め、母親の遺宝の力で天皇の病気を治し、陰陽頭に任ぜられる。しかし、蘆屋道満に讒奏され、占いの力くらべをすることになり、結局これを負かして、道満に殺された父の保名を生き返らせ、朝廷に訴えたので、道満は首をはねられ、晴明は天文博士となった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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