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歩人のたわごと

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読書

2022/06/21
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カテゴリ:読書
『真相』
「九大生体解剖事件」
最後の目撃証人の実証記録


帯の表紙面
戦争とは敵も味方もなく
悲惨と愚劣以外のなにものでもない


帯の裏表紙面
事件の真相を明らかにし、
恩師の冤罪を晴らす


敗戦間際、米軍B29搭乗員捕虜8名が
九州帝大医学部での生体実験手術で死亡
震撼の事件を精密に記録した名著
『汚名』(小社刊)を後世のために再刊行




終戦の1945年の5月、九州を爆撃した
米軍のB29爆撃機が日本の特攻機の
体当たりで墜落、搭乗員の11名は
パラシュート脱出、事故死や自殺
他殺の他に、九大で解剖されて死んだ
捕虜が6名いた

※別のB29機の捕虜2名と合わせて
解剖による死者は全部で8名

裁判はこの捕虜に対する生体解剖に
関与した被告たちが裁かれたもの

著者の東野氏は当時、医学部助手
という立場で現場にいた一人である



読後感は一口では言えないが
最近では特別に読みごたえがあった

まずは著者の、真実を明らかにしたい
という情熱に打たれた

次に、戦争に関する書物を読んで感じる
ことはいつも同じ、帯の言葉にある通り

「戦争とは敵も味方もなく
悲惨と愚劣以外のなにものでもない」
ということである

本の最後に、B29でただ一人生き残った
機長をアメリカに訪ねて著者が会談する
場面では大いに感動したものである

元機長は、戦争では戦うことは命令だから
仕方がなかったけれど、終わってしまえば
お互いに憎しみを超えた人と人との関係である
という意味のことを述べている



裁判の内容は、勝者が敗者を裁く
裁判である以上、公正さなどは期待しがたい
被告の人たちは口に尽くせぬご苦労を
体験されたことであろう

進んで責任を取ろうとする清廉なる人と
何とか責任を他人に押し付けて罪から
逃げようとする人たちもいる

いつの世も変わらぬ現象だと思った!

しかし当時の力関係を考えると
大学といえども軍の指示命令には
逆らえなかったはず

すべての責任は軍にあることは
容易に推察できることだ






Last updated  2022/06/23 09:42:43 AM
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2022/06/12
カテゴリ:読書
『サハラてくてく記』(永瀬忠志)
リヤカーマン=アフリカ大陸横断11,000キロ


出版は1994年、今から28年前になる

そのころに、リヤカーを引いて砂漠を
横断した人のニュースを聞いたような
かなりおぼろげなる記憶がある

この本、とても楽しく読めた
しかし内容は相当にハードである
同時に危険も隣り合わせである

たった一人で、リヤカーを引いて
11,000キロを一年以上かけて
歩き通したというのだから

読んでいると、道中で出会う現地の
人たちとのやり取りが肌で感じられる



著者はその後、どうしているのだろう
WEBサイトで調べると

その後も、ジャワ島、スリランカなど
世界各地を相変わらずリヤカーを友に
歩き続けて、本も多数出版している

2005年には植村直己冒険賞を受賞
還暦過ぎてすこぶる健在だという






Last updated  2022/06/12 09:31:39 PM
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2022/05/17
カテゴリ:読書
インドの旅行記である

歩友の〇田さんが貸してくれた本で

面白くはあったが、なぜか一気には
読めず長い間かかって読み終えた

インドには
「一度行ってみたいなあ」
という程度の願望はあったが
願望はそれほど強くなく
いまのところ実現していない

というより、海外旅行は
コロナ前のフィリピン旅行が最後で

航空券まで買っていたのにコロナで
中止になったブータン旅行以来
旅の計画さえしていない

タイトルからある程度想像できるが
一風変わった文体の旅行記であった

読み終わって、作者名で検索すると

「さくら通信」という
ポッドキャストラジオを運営している
ことが分かり

たまたまボクに縁のあるスリランカの
話があったので、それを聞きながら
いまこのブログを書いている

ラジオ「さくら通信」(→






Last updated  2022/05/17 04:37:38 PM
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2022/04/19
カテゴリ:読書
北山章之助『司馬遼太郎 旅路の鈴』

著者はNHKの教養部ディレクター
プロデューサーとして番組制作担当

「日本史探訪」「歴史への招待」
「大黄河」などの番組制作をした

内容は司馬遼太郎の紀行文を取り上げ
氏の取材旅行などの裏話にも触れている

モンゴル紀行ではボク自身の旅を思い出して
懐かしく、先月のエッセーに取り上げた

そして司馬さんの博学ぶりや奥深い
モノの見方には改めて感心したものである

「空海の風景」や「白河・会津のみち」
「長安から北京へ」なども興味深い箇所も
あったが、読了までずいぶん時間がかかった

別の言い方をすれば、ボク向きの本では
なかったかもしれない(笑)






Last updated  2022/04/19 05:04:14 PM
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2022/03/05
カテゴリ:読書
『戦犯』は読売新聞大阪社会部編で
新聞記者が語り継ぐ戦争シリーズの20巻目
1985年1月の発刊である

昨年から以下の通り戦争や
戦犯に関する本を読んだ

吉村 昭『プリズンの月』
『悪名の棺・笹川良一伝』
L・モズレイ『天皇ヒロヒト』
高木俊朗『ルソン戦記ーベンゲット道』

改めて犠牲になられた人たちの無念さを
知らされて愕然とする

武器弾薬も食料も十分にない環境で
戦わされた兵隊さんたち

戦う前に飢えで亡くなった兵隊さんも多い

戦争が終わってからもなお不条理な裁判で
戦犯となって処刑された人たち

この本は死刑の判決を受けて
刑の執行までの間の生活が
日記や生き残った人たちの証言をもとに
構成されている

報復、責任回避、裏切り、無実
犠牲、無念、怨念、あきらめ
悟りーーーBC級戦犯の取材を振り返ると
たて続けにこんなこんな言葉が浮かんでくる
(編集者のことば)


戦争ってなんてむごいモノだろう

もう残り少ないボクのような老人より
これからの日本をしょって立つ
若い人たちに読んでもらいたい本である

でもこういう本を読む若者は
少ないだろうなあ!






Last updated  2022/03/05 04:31:47 PM
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2022/02/15
カテゴリ:読書
同じ著者の『減速して自由に生きる』
に続いて今回、二冊目のこの本を読んだ

発行は2016年11月

まだ成長しなければ
ダメだと思っている君へ

もう、やめよう。
がんばるのをやめて、幸せを目指そう。

すべてを Re: して
【捉え直す/再設計】
次の時代を、先に生きてしまえ。


表紙や帯にこんな言葉が並んでいる

ボクは読んだ本の内容を紹介するのが苦手だ
これらの言葉から何となく内容を推察して
そして興味が湧いたら読んでみてほしい

「良い学校を出て、良い会社に入り
幸せな暮らしを送る」

みんながこんなことを目指しても
全員が幸せになれるはずがない

ボクのような年金生活者は別として
若い世代の人達はどう受けとめるか

著者のブログ(→
こんな記事も参考になる(→






Last updated  2022/02/15 04:15:50 PM
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2022/02/08
カテゴリ:読書
巻末の「出典作一覧」というのを見て

なるほど、過去の著作からこの本のタイトルに
ふさわしい文章を集めたらしいとわかった

各節は400~1000字程度の短い文章なので
読みやすく、いちいちうなづきながら読んだ

なるほどねえ、そうだなあという具合に・・・
あまり深く考えないように意識しながら

何故なら老化した頭は包容力・理解力が
相当に衰えているから

特に自分に言い聞かせたいのは以下の二つ

◇弱点をたんたんと言えないうちは人間が熟していない

◇勝ち気や見栄を捨てれば本当の強さが現れる






Last updated  2022/02/08 04:46:33 PM
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2022/02/02
カテゴリ:読書
著者の高坂 勝さんと出会いは
1月24日のNHKラジオ(→

早速この本を図書館で借りて読んだ

著者は「たまにはTSUKIでも眺めましょ」
という風変わりな名前の飲食店を経営している
店の広さは6.6坪と極めて小さい

その経営理念は下記の通り

小さくていい
ゆっくりでいい
無駄でいい
がんばらなくていい
好きに生きていい
大儲かりしなくていい

これで著者の生き方が想像できる

収入を減らしても豊かな毎日を送る
これをダウンシフターズ(減速主義者)と呼ぶ

はやさ、大きさ、効率主義から
スロー スモール シンプル で
適正規模と多様性へ

嫌なことはしない
人や環境に悪いことはしない
道徳に反することはしない
権力の言いなりにならない
つまり、加害者にならない

本の中から拾った以上のような
キーワードで著者の言いたいことが
想像できるのではないでしょうか

このような生き方が出来たらいいなあ
発想の転換ができるかどうかが問題

興味があってもっと詳しく知りたければ
本を読んでもらうしかないですね(笑)






Last updated  2022/02/02 03:59:51 PM
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2022/01/26
カテゴリ:読書
日本が世界で遅れをとっている

そんなニュースや記事に触れると
日本人の一人としていい気はしない

この本は我々日本人が毎日口にする
米や麦、大豆、トウモロコシ
あるいはその加工食品の安全性について
書いている

欧米で禁止になっている除草剤が
日本では野放しに売られている

同じく表示を義務付けられているものが
日本では規制の対象外になっているなど

何故そんなことになっているのかを
詳しく説明してくれる

帯にはこのように書いてある

有機栽培へと向かう世界の潮流に
日本だけが逆行している現状を
直視させられる


ボクのような老人は
多少の毒物を食べても
どうということはないが

しかし若い人たちはそうはいかない
体内に蓄積された成分は子供に伝わり
さらに孫へと引き継がれる

影響が出るのは何年か後のことになる
かもしれないがそれがわかった時には
もう手遅れで取り返しがつかない

「水俣病」や「四日市ぜんそく」
そして「イタイイタイ病」などの
公害がそうであったように!

しかし、日本にも問題意識を持って
取り組んでいる人たちがいるという
心強い実態も紹介されている

読んでいて、レイチェル・カーソンの
「沈黙の春」を想起した

子育て中の若い世代の人達に
読んでもらいたい本である






Last updated  2022/01/26 05:23:17 PM
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2021/12/27
カテゴリ:読書
読みかけになっていた
『孤狼の血』読了

期待通り面白い内容だった

前回読んだ『孤狼の血・LEVEL 2』
あれは何かの間違いだったのだろう

ボクが図書館に注文したのは
『孤狼の血』であり
『孤狼の血・LEVEL 2』ではなかった



ナツキは午前中、畑に行って
飼っているカメのえさを収穫

アキノノゲシが好物だと聞いて
畑に一株だけ残しておいた
それをすぐに見つけ多のはさすが

昼食を済ませて高松に帰った






Last updated  2021/12/27 04:40:43 PM
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