泣ける、笑える映画・ドラマ鑑賞日記

2005/12/12(月)13:33

天国の本屋~恋火

映画(88)

ある映画雑誌で「泣ける映画」との評があった上、主演が「いま、会いにゆきます」の竹内結子ということで、期待して見ました。 玉山鉄二がいきなり天国に連れてこられたところで、ちょっとテンションが下がる。こういうファンタジー物の場合、リアルだったり、あるいは興味を引くような場面があったりしないと少しつらい。安っぽい朗読ステージ周辺の映像がさらにそれを強調してしまう。 音楽も安っぽさ全開。軽い上に印象も何も残らない。ストーリーにしても香川照之が葛藤を乗り越えて最後に和火を上げるところなんかがあっさりしすぎていて、感動するタイミングが全くなくなってしまっている。 スウィングガールズを見た後ということもあって、竹内結子のピアノを弾く演技もしらじらしく感じられてしまった。玉山鉄二のほうは少しましだったけど。さすがに実際に弾けとは言わないけれど、もう少し演技の練習はして欲しかった。 極めつけは最後のユーミンの主題歌。この映画のパックグラウンドを一切知らずに見たが、これを聴いた瞬間、「これはそういう映画だったんだ」と思って納得してしまった。 香川照之や竹内結子あたりは、水準以上のしっかりとした演技力を持っている役者だと思うので、本当にもったいない。 おススメ度★☆☆☆☆

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