書く欠く詩か字か

2006/03/21(火)07:00

鍋ありて

春分の日のきょう。 「各地のこよみ」 http://www.nao.ac.jp/koyomi/dni/ で、大阪の日の出・日の入り時刻を確認してみるに…。 大阪の日の出が6時01分、日の入りが18時10分と出た。 昼と夜の時間の長さが見事に一致…してないやん。 すでに昼の方が少し長くなっているやんかいさ。 3月17日の、日の出が6時07分、日の入りが18時07分の日こそ、昼と夜が共に12時間、ピッタシ寛十郎と一致してるやん。 この日こそが大阪での真の春分の日ではなかったのかシラスのお茶漬け。 なんだか気の抜けたコーラをあたたかいままで飲まされている観がする3月21日の朝ではある。 いつもならこの時刻、アッシはトスコさんに会いにゆくが、きょうは浮気ぞ。 実はHE、カレーをすでに食っておっての。 きのうの晩にカレーを作ったんじゃ。それが半分ほどまだ鍋に残っておっての。 朝起きて、でえどころ(江戸っ子ちゃいまんねん)に行くとやけに鍋がうるさい。 「カレーが残っています。 はやく食わないとアンタのこと、すぐに忘れて、ほったらかし。 それはイカの塩辛トンボ。 きょう食いなさい。いま食いなさい。さあ食いなさい! よろしくちゃんこ鍋!」 うるさい鍋ではある。 アッシの鍋は賢くての。 利用するものになにか不都合な、また分からないことがあれば何かと的確なアドバイスを声で送ってくれるメッセージ機能が付いているんじゃ。 こういうのを専門用語では「鍋ゲーションシステム」などという。 ふ~ん。 いかにもすぐれものやが、言われるものにとっては迷惑なこともあっての。 ほっとケーキじゃ、ぼけぇと言い返すことも何回か。 すると鍋も怒っての。 「鍋だと思ってナベんなよ」だってさ。 これまた失礼しました! ぐふふ。きょうはその「鍋ゲーションシステム」に導かれて、きのうの残りのカレーをふたたびレンジでチンして…。 「レンジでチンするアホがどこにイルカに乗った少年!」 「歌うはあいざき進也さんでしたかの」 「鍋は知らず」 「なべ知らぬ?」 「なべだから…」 「城みちるさんだったんじゃあ~」 アホな会話を「鍋ゲーションシステム」と交わしつつアッシはIHクッキングヒーターでその鍋をあっためた。 そして食ったというわけさ。 カレーなる春分の日がいま開け染めし。 大阪はきょうも晴れそうやと天気予報はいう。 WBC、「わー・ビックリの・調子よさ」できょうもキューバに勝ってくれ。 そして野球世界一に。 鍋と共に祈らん。 ナーベン。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る