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ピカチュウ♪のアニメ・特撮系のブログNEWGENERATION

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読書ルーム〜小説やら文学と共に

2020.08.08
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☆読書した本の紹介です!




タイトル:四畳半タイムマシンブルース
著者:森見登美彦
原案:上田誠
発売日:2020年7月29日(単行本)


・内容・
【炎熱地獄と化した真夏の京都で、学生アパートに唯一のエアコンが動かなくなった。
妖怪のごとき悪友・小津が昨夜リモコンを水没させたのだ。
残りの夏をどうやって過ごせというのか?
「私」がひそかに想いを寄せるクールビューティ・明石さんと対策を協議しているとき、なんともモッサリした風貌の男子学生が現れた。
なんと彼は25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという。
そのとき「私」に天才的なひらめきが訪れた。
このタイムマシンで昨日に戻って、壊れる前のリモコンを持ってくればいい!
小津たちが昨日の世界を勝手気ままに改変するのを目の当たりにした「私」は、世界消滅の危機を予感する。
『四畳半神話大系』と『サマータイムマシン・ブルース』が悪魔合体?小説家と劇作家の熱いコラボレーションが実現!】



・著者紹介・
森見登美彦/Morimi Tomihiko
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。
2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞、10年『ペンギン・ハイウェイ』で日本SF大賞を受賞。
主な著書に『四畳半神話大系』『有頂天家族』『夜行』『熱帯』などがある。

上田 誠/Makoto Ueda
1979年京都府生まれ。劇作家、演出家、脚本家、構成作家。劇団ヨーロッパ企画代表。
「サマータイムマシン・ブルース」は2001年初演、05年に映画化された。
18年には続編「サマータイムマシン・ワンスモア」を上演。
17年「来てけつかるべき新世界」で岸田國士戯曲賞受賞。
森見登美彦原作のアニ「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」「ペンギン・ハイウェイ」で脚本を担当。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





本作は2005年に刊行された森見登美彦氏の著書「四畳半神話大系」と、2005年に公開した上田誠氏原案の「サマータイムマシン・ブルース」(監督は本広克行、舞台の上演は2001年)が悪魔合体した一冊。
「四畳半神話大系」の世界観とキャラクターを中心に「サマータイムマシン・ブルース」の物語をやらせるという森見登美彦氏の作品をアニメ化する際にタッグをよく組む脚本家でもある上田誠氏との組み合わせゆえの強烈なコラボレーションです!

物語はエアコンのリモコンが壊れた事と未来からタイムマシンが登場した事によるタイムトラベルであり、昨日と今日とちょっと昔とちょっと未来が関わる広大なようでそんなに広大ではない物語(笑)
しかしながら、四畳半神話大系の物語もSF的タイムパラドックスであるためサマータイムマシン・ブルースとの組み合わせは抜群。
サマータイムマシン・ブルースも学生の話であり、四畳半神話大系も学生の物語な為、大元の話がスムーズに小説になっている印象で先にサマータイムマシン・ブルースを見ていた私はすんなりと読み終える事ができました。
映画のサマータイムマシン・ブルースもストーリー展開が良くできていてパズルのピースの如くそこでピッタリとハマる流れも本書で再現されているのも見事なところ。

加えて四畳半神話大系を読んでいるファンには懐かしくも一瞬で森見ワールドに引き込まれる魅力もたっぷり。
ストーリー自体は原作である「サマータイムマシン・ブルース」の結末とほぼ同じだが、四畳半神話大系を読んでいる読者としてはニヤリとできるオチに仕上がり、かつ語るに恥ずかしい桃色な恋愛模様に思わず発狂しお馴染みの文に喜ぶことになるのである。

また、本書のカバーはラムネ色であり、栞紐がピンク色となっているあたりも可愛らしく、単行本を手にして読む楽しみもあるのが嬉しいところ。
四畳半神話大系を読んでいる人には是非読んでいただきたい一冊であり、サマータイムマシン・ブルースを見た事ある人には森見登美彦氏の四畳半神話大系の世界にも引き込まれていただきたい一冊であり、森見登美彦氏の作品に触れた事が無い人にはオモチロオカチイ作品があるのだと知っていただきたい作品です。


最後に、現状ではどうしても遠出するのを躊躇う今日この頃。
せめて今は本の世界では夏の京都を楽しみつつ、いつの日か下鴨神社の古本市で本を探しつつラムネを堪能できる日を待ち望みたい限りです。





四畳半タイムマシンブルース [ 森見 登美彦 ]



四畳半タイムマシンブルース【電子書籍】[ 森見 登美彦 ]




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Last updated  2020.08.08 01:48:32
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2020.07.04
☆読書した本の紹介です!



タイトル:太陽と乙女
著者:森見登美彦
発売日:2017年11月22日(単行本)/2020年6月24日(文庫本)


・内容・
【少年の頃から物語を描いていた。我が青春の四畳半時代。影響を受けた小説、映画、アニメーション。スランプとの付き合い方と自作への想い。京都・東京・奈良をぶらり散策し、雪の鉄道旅を敢行。時には茄子と化したり、酔漢酔女に戸惑ったり。デビュー時の秘蔵日記も公開。仰ぎ見る太陽の塔から愛おしき乙女まで、登美彦氏がこれまで綴ってきた文章をまるごと収録した、決定版エッセイ大全集。】



・著者紹介・
森見登美彦/Morimi Tomihiko
1979(昭和54)年、奈良県生れ。
京都大学農学部大学院修士課程修了。
2003(平成15)年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、作家デビュー。
07年、『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。
10年『ペンギン・ハイウェイ』で日本
SF大賞を受賞する。
ほかの著書に『四畳半神話大系』『きつねのはなし』『新釈走れメロス他四篇』『有頂天家族』『美女と竹林』『恋文の技術』『宵山万華鏡』『四畳半王国見聞録』『聖なる怠け者の冒険』『有頂天家族 二代目の帰朝』『夜行』『太陽と乙女』『熱帯』がある。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」「ペンギン・ハイウェイ」などで知られる森見登美彦氏によるエッセイ本です。
最近、文庫本の発売となり、新潮文庫の100冊2020の一冊にも選ばれています。
森見登美彦氏の青春の四畳半から愛する小説をはじめ、鉄道旅とのほほんとした日常、そして創作秘話までページを読み進める度に森見登美彦氏の濃厚なエキスがビッシリと溢れてオモチロイ物となってました。
私自身も森見登美彦氏の著書はデビュー作である「太陽の塔」から一通り読破したこともあり森見登美彦氏の作り上げた偽京都に魅了された一人な為、氏がいかにして偽京都と創作に向き合っていたのか知ることができたのは大変嬉しい限り。
内田百間に始まり樋口一葉、中島敦といった作品や著者の紹介があるなか、個人的に気になったのは北野勇作の「カメリ」、西東三鬼の「神戸・続神戸」、まだ読んだ事の無い本や知らなかった作品にも出会えるなか森見登美彦氏を構成する作品の中に私自身も読んだ事がある作品があったのも嬉しいところ。
というのも森見登美彦氏の作品である「夜は短し歩けよ乙女」の中で『本はみんなつながっている』という言葉があり(これに関してはまたそちらの作品に触れる際に詳しく話せればと思いますが)今世の中にある本は様々な本との繋がりがあるので本書で語られた作品もまた森見登美彦氏の作品と繋がりがあると感じられるところであったりもしました。


それから、森見登美彦氏の幼少期の話もあり、あの作品にあのアイテムが何故出るのかという森見ワールドへの理解を更に深めることもできました。
また、森見登美彦氏の作品では主に偽京都が作られることが多いのですが、それとはまた違った氏の旅の話も面白い。
そのお話ですらどこまでが本当の話でどこからが想像の話なのか分からなくなるなんとも小刻み良い文が特に面白い。
中には「とりあえず書く」「カフカのようにぶっつけ本番で書く」と言ったような文を書くことへのアドバイスや刺激を受ける話もあり参考になるところもあり面白い。


そんななか、森見登美彦氏はスランプになった時期があり、その事に関しては『聖なる怠け者の冒険』という単行本のあとがきからも知っていたのですが、本書にはそのスランプになった時の話も所々にあり、またスランプにあった2年間に台湾の雑誌「総合文学」に連載していたエッセイも収録されているのでより著者が如何に大変な思いをしたのかも分かりました。
こんなにも面白い作品を作る人でもやはり苦労したり悩んだりするのだと文を読みながら現在進行形で迷える子羊な私には兎にも角にも響くものがあったりも。



という事で、本書はエッセイではあるが、フィクションでもある。
そんな森見登美彦氏のオモチロクもオカチイ世界をこのエッセイから堪能するも良し、氏の他作品から読むも良し、一つ言えるのはどの作品も読み終えた時に不思議な感覚に陥るという事…かもしれない。
ちなみに、本書の文庫版には単行本では収録されていない西東三鬼の『神戸・続神戸』の解説とマンガ版『太陽の塔』のあとがきも収録されているため今から手にするなら文庫本がオススメ。とはいえ単行本にも単行本の装丁があるためその辺りは好みによります。




太陽と乙女 (新潮文庫) [ 森見 登美彦 ]



太陽と乙女【電子書籍】[ 森見登美彦 ]



太陽と乙女 [ 森見 登美彦 ]








Last updated  2020.07.04 01:08:29
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