電池の「単」とはどういう意味か
昭和10年ごろまでは、何個かの電池を一つにまとめた「集合電池」を使っていたそうです。その後、1つずつ使われるようになります。(個人的な考えですが、電池の技術が進歩して、単独でも十分な電力が得られるようになったためではないかと思われます。) 昭和17年(1942年)に日本標準規格205号というものが発行されました。これにより、この1つずつ単独で使われるタイプの電池は、集合電池と区別するために「単」で表示されることになりました。つまり、電池の「単」とは、「単一の」と言う意味の単のようです。ちなみに、「単」以外に、別の呼び名もあります。R(Round)を単位として用い、日本で言うところのマンガン単3電池はR20、単2はR14、単1はR6と呼ぶそうです。また、アメリカでは、単1に相当するのが「D」、単2が「C」、単3が「AA」、単4が「AAA」、単5が「N」と言うそうです。