2007/07/31(火)10:42
大奥
主演:仲間由希恵
感想:ずっと見たかったこの映画。私の期待が大きすぎたのか、まあまあの内容でした。
愛に生きる女性。忠誠を誓う女性。嫉妬に狂う女性。
仲間由希恵の演じた「絵島」という女性は凛としていて、とてもすばらしい女性です
途中、陰謀をたくらむ杉田かおる演じる「宮路」がいい味をだしているな~と思いま
した。
今の世代なら考えられないことで、罰せられる時代でしたが、大奥には大奥の掟があ
り、その中で一生懸命に生きている女性達をかんじることができました
でも、やはり、ドラマのがいいかな?二時間程度だと、ドロドロ感が少ないかな?
(笑)
評価:★★★☆☆
あらすじ(ねたばれ)
川家七代将軍家継の世、大奥では先代将軍の正室・天英院(高島礼子)と将軍の生母・
月光院(井川遥)が熾烈(しれつ)な女の闘いを繰り広げていた。
天英院は子供ができなかった為、正室でありながた、肩身の狭い思いをしていた。
月光院は男子を儲け、その少年が現在の将軍であった。
将軍はまだ子供だったゆえ、補佐役として間部栓房(及川光博)が一切を取り仕切っていた。
そんな間部栓房と月光院は人の目に隠れて、密会を行っていた。絵島(仲間由希恵)など
数名のものしか、その事実は知らなかった。
若くして大奥一の実力者となった絵島(仲間由紀恵)は、月光院の信頼が厚かったため、
天英院派の不満を買っていたが、そんな折、天英院にも月光院の許されぬ恋のうわさが
届いてしまう。
天英院は月光院を陥れるため、宮路(杉田かおる)を使い、絵島に罠をかけることにした
それは、歌舞伎役者でもある生島新五郎(西島秀俊)に絵島を誘惑させ、絵島を罪に問い、
月光院の密会を絵島から暴露させ、月光院から間部を奪い、絵島に裏切られるという屈辱を
感じさせることが目的だった。
とはいえこれは天英院が女として自由に男性と会うことができる月光院への嫉妬からの陰謀
だった。
宮路は言われたとおり、罠を仕込み、生島新五郎もそれに従った。
しかし、そのうち生島新五郎は本当に絵島を愛してしまう。
また、宮路も生島新五郎を好きになってしまい、自分が絵島を落とせと命令したものの、
複雑な思いだった。
その後宮路は歌舞伎小屋に火を放った。炎の中仲間を助ける絵島だが、それを見ていた生島
新五郎は絵島を人目のつかない場所へ連れて行った。
絵島もまた、それを望んでいた。
ふたりはたった一度だけ、愛し合った
家事の一件から、大奥の女たちが、芝居を見ていたことが世間にばれ、処分されることに
なった。
絵島は家事の中からぬけだし、生島新五郎と密会していたとの通告があるとされ、尋問され
ていた。
しかし、絵島も生島新五郎もぜったいにそれを認めようとはしなかった。
子供である将軍の一言で、絵島は死罪を免れたものの、生島新五郎は張り付けの後処刑されて
しまった。
その姿を見届ける絵島は涙を流していた
その後、絵島は罰として、遠くの場所へ篭で運ばれる途中、月光院が現れ、生島新五郎の
形見だといって、風車を手渡し、「助けてあげられなくてごめんなさい」と謝った
しかし、絵島は「月光院さまがいつも言っている、女の幸せを知ることができ、私は自分の
運命を悔やんではいない」といった