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カテゴリ:映画・VIDEO
今夜は予定通り、犬神家の一族を観てきました。レディース・デーでほとんどが女性、そしてこの日行った三番街シネマは日本語字幕上映の日でした。
1976年のリメイク・・というかほぼ一緒という展開です。ストーリーは言わずもがな、ですが横溝正史の“金田一”探偵推理小説はシリーズがたくさんあるから、yahooの紹介からサクッとコピペ。 1976年に監督を務めた市川崑がリメイクした心理サスペンス。同作から多大な影響を受けたジャパニーズ・ホラーの仕掛け人こと一瀬隆重プロデューサーが、オリジナル版の名コンビである監督と主演の石坂浩二とともに、犬神家一族の血の系譜をめぐる謎に迫る。ヒロイン役の松嶋菜々子をはじめ、尾上菊之助、富司純子、松坂慶子らオールスターキャストの競演も見もの。 信州の犬神財閥の創始者である犬神佐兵衛(仲代達矢)は、腹違いの3人の娘とその息子たち、佐兵衛の大恩人の孫娘、野々宮珠世(松嶋菜々子)らを残してこの世を去る。巨額の遺産が一族の争いの元凶となることを予期した法律事務所の若林は金田一耕助(石坂浩二)に調査を依頼するが、ほどなく一族間で次々と殺人事件が発生する。 表題に書きましたが、さすがに富司純子が迫力あってよかったですね。尾上菊之助はいいのかどうか、ですが実際の親子で役も親子。あまりこういうのってないけど、そういえば『愛の流刑地』でも寺島しのぶと親子競演しますねぇ~。親子が役を演じあうってどうなんでしょうか。 それはさておき、昔の作品と比べてどう、とかいうのはさんざんいろんなブログなどで語られてると思いますが、当時の演技など覚えてる訳も無く、これはこれでいいのかな、と思います。 ただ、昔見たオドロオドロしい雰囲気は薄れて、心理的に怖いって部分が欠けてましたね。音楽も当時の音楽ですが、現代風に撮影されてて雰囲気と合ってない、とは言いませんが少し違和感がありました。 女優さんたちはそれぞれキレイに撮られてて、嬉しいでしょうね。松坂慶子も万田久子も、そして松島菜々子もそれなりにキレイだったけど、大胆なシーン・・とは言えませんよね。肌もあらわに・・なんて表現を見かけましたが、それは見どころではないでしょう。悪くも無いけど大して良くも無かったな。 主役は石坂浩二と富司純子、って感じがします。 4ヶ月ほどかけて丁寧に撮影されたらしく、風景や“間”などさすがに巧くて、135分の長さを感じない作りではありましたが、「ふーん、こんな感じか~。それなりに良かったね。」というのが見終わった後の正直な感想です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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1976年版、小学生の時に映画館で観ました。
すっごく怖かったという記憶があります。 なんか海外のホラーとは違うリアルな感じというか、 夢に出てきそうな感じ(笑) DVDになったら観てみようかな。 (January 11, 2007 10:29:55 AM)
それなりに良かった、ということですか。(笑)
それだけの評価がもらえたということはリメイク映画としては頑張った方ですかね? 今夜のパーティも楽しそうですね。最近のスパニッシュはかなり洗練されてますからね。 (January 11, 2007 11:45:42 AM)
フェイさん、こんにちは。
>1976年版、小学生の時に映画館で観ました。 お~、さすが。私はTVだったと思います。 >すっごく怖かったという記憶があります。 >なんか海外のホラーとは違うリアルな感じというか、 >夢に出てきそうな感じ(笑) おどろおどろしい雰囲気に欠けてたと思います。 >DVDになったら観てみようかな。 ----- そうですね、映画館で観なくちゃ~ってほどではないと思うので。 (January 12, 2007 01:40:51 PM)
Strikes Back!!さん、こんにちは。
>それなりに良かった、ということですか。(笑) >それだけの評価がもらえたということはリメイク映画としては頑張った方ですかね? まぁ、監督も同じですから撮り方も・・。 76年のを知らないで見るほうが、楽しめるのかもしれません。 だけどストーリーがしっかりしてるのでこの映画はこれとして、楽しめたってことです。 >今夜のパーティも楽しそうですね。最近のスパニッシュはかなり洗練されてますからね。 ----- たくさん飲んで、前半は何がなんだか・・でした。 後半は素晴らしいワインを飲んだので、後で紹介しますね~。 (January 12, 2007 01:43:30 PM)
kaoritalyさん、こんにちわー
感想はほぼ一緒ですねー。 76年の、おどろおどろしさも妖艶さも消えたけど、それでも市川ワールドっていう感じでマイルド76っていう感じできれいにしあがってましたなー。 >ふーん、こんな感じか~。それなりに良かったね その感じ、よくわかります。まさにそんな感じの見終わった印象。 90歳の市川監督だからどんなにはずしていても許そうとは思ってましたが、それほどはずしているわけでもなく、とてもよい90歳の記念ですねーなんてあったかく観てしまう。 でも、映画の始まり、往年の犬神家の一族のテーマがながれはじめたときには、おもわず、ぞくぞくっときましたよ。 76で島田陽子が肌もあらわになって(あれはダブルボディだと思うけど)、当時中学生の私はとっても刺激されましたが、松島さんにももうちょっとぞくっとする色気が欲しかったところで。気の強い学級委員の美人さんって感じで、色気がなかったようなーです。 (January 14, 2007 07:21:21 AM)
kumacyujiさん、こんばんは。
>この映画は見たいですね~。 >昔の金田一シリーズにハマって >映画と原作を読み漁りました。 ----- 好みでしたか~!! 確かにストーリーはどれも面白く、何ともいえない恐怖感みたいなものがありましたよね。 八つ墓村なんてのも怖かった。 でも、そう言う意味で、これは怖さがあまりなかったですねぇ~。 でもでも、さすが女優の撮り方とか、流れは良かったです。 (January 14, 2007 11:52:52 PM)
nipponitesさん、こんばんは。
>感想はほぼ一緒ですねー。 そうでしたか~。今回はどうやらお互い、遅めの観賞でしたね。 >76年の、おどろおどろしさも妖艶さも消えたけど、それでも市川ワールドっていう感じでマイルド76っていう感じできれいにしあがってましたなー。 あぁ、マイルド~(笑) 確かにそんな雰囲気でした。 血糊とか、相変わらず昔風w >>ふーん、こんな感じか~。それなりに良かったね > >その感じ、よくわかります。まさにそんな感じの見終わった印象。 うわ~、これってやっぱり昔の作品観た人に共通する印象なのでしょうか。 >90歳の市川監督だからどんなにはずしていても許そうとは思ってましたが、それほどはずしているわけでもなく、とてもよい90歳の記念ですねーなんてあったかく観てしまう。 ニッポさんが暖かい眼差しで観れるってことは、以前の作品に愛があるんですね。 意外と酷評するレビューもあったりしましたが、そんな酷い作品ではなかったですよね。 むしろ、ホント、マイルドにイイ感じ。 >でも、映画の始まり、往年の犬神家の一族のテーマがながれはじめたときには、おもわず、ぞくぞくっときましたよ。 あ~、音楽は懐かしかったです。でも予告でかなり聞いたんで、その辺はあまり・・でしたがそのまま使うってのもいいですよね。 >76で島田陽子が肌もあらわになって(あれはダブルボディだと思うけど)、当時中学生の私はとっても刺激されましたが、松島さんにももうちょっとぞくっとする色気が欲しかったところで。気の強い学級委員の美人さんって感じで、色気がなかったようなーです。 ----- うーん、あの肩だけではゾクゾクするような色気を誰も感じ取れないでしょうね。 そんな意味ではミスキャストだったかもしれません。 はっきり言って、誰でも同じじゃない?なんて思わせてしまうほど、魅力が薄かった・・。 (January 15, 2007 12:04:01 AM)
これは、劇場で観たいかも、、とも思ってましたが、テレビ放映を待つことにします。(笑)
日本の横溝シリーズは大事にしたいですね。 戦後の日本。各地の旧家の血統をめぐる骨肉の争い、呪いに愛憎と、ゴタゴタ、ドロドロ。。 この雰囲気を一番継承しているのは、 「大奥」かもしれないですね~。 (January 15, 2007 08:08:27 AM)
gacha-danjhonさん、おはようございます。
>これは、劇場で観たいかも、、とも思ってましたが、テレビ放映を待つことにします。(笑) うーん、どうなんでしょうねぇ。劇場で観るのがいいとは言え、TVで観ても変わらないのかもしれません。 >日本の横溝シリーズは大事にしたいですね。 >戦後の日本。各地の旧家の血統をめぐる骨肉の争い、呪いに愛憎と、ゴタゴタ、ドロドロ。。 >この雰囲気を一番継承しているのは、 >「大奥」かもしれないですね~。 ----- ドロドロ・・こんなにドロドロしてたらイヤですね。事実は小説より奇なり、なんていうから実際こんな事が起きたら・・まずは松島菜々子が一番に殺されちゃかな? 映画は昔の怖さがちょっと無くって残念。でも悪く無かったです。 大奥は・・確かにそんな雰囲気バッチリです。 (January 15, 2007 08:15:06 AM) |