フローズン・リバー★★★☆劇場31本目:母たちは強い!
3/7の3本目は、主婦がメガホンを取って評価された、女性(母親)たちに焦点を当てた映画です。
カナダとの国境近くに住む白人女性は2人の子持ち‥夫はギャンブルするために失踪し、1ドルショップで働いてる給料では生活がキツく、トレーラーハウスは奪われレンタルのテレビも失いそうな状態。夫を探しに出て、車を見つけたと思ったらその車を奪われ、追っかけるとモホーク族の女性が、置いてあったから‥と悪びれる風もなく、彼女が密入国の仕事をしてると知り、お金目当てに手伝うことになる訳です。
密入国するには凍った川を車で渡る‥それがフローズン・リバーなんですよ。
物語は淡々と進みますが、バレたりしないか、川でスリップしたりしないか‥見ていてドキドキしちゃいます。
モホーク族の女性にも子供がいるけど、おばあちゃんに取り上げられて一人暮らし、白人女性には男の子が2人いるけど、上の15歳の子供はお父さんを探せ、僕は働く、と困らせるんです。
職場では若い娘が優遇され、昇級どころか社員にもなれず、どんよりとした日常に危険なビジネスは刺激的すぎる‥。
最終的にはバレて捕まるわけですが、ラストは少し、良かったなぁ~‥と言う温かい気持ちになる作品でした。