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カテゴリ:悲しい話
今月の初旬のこと。
一通の封書が会社に届いた。 裁判所からだった。民事係。 「何だろう」あわてて開けてみると・・ 取引先の「破産」の通知でした。債権者会議は3か月後とのこと。 今までも何度か取引先の倒産はありましたが、 ほとんどが、民事再生法を適用していたので、 今回はなぜ、すぐに破産になったのかわかりませんでした。 それから、一週間ほどたった先日。 今度は「破産官財人」の弁護士さんからでした。 (うちの会社の場合、支払うべき買掛金が小額とはいえ残っていましたので、債権者ではないのですが。) 逆に今月の支払いをどこに振り込もうか思案したところでした。 手紙の内容を読んでみると・・・ 今後の支払いは管財人である弁護士さんに振り込むように・・ということでしたので、 月末までには支払いを済ませようと思っています。 また、破産会社の一部役員が行方不明となっているとのこと。 経理処理が適切になっていない等問題も多いということでした。 確かに会社という法人格が、その生命を維持できなくなった時には、さまざまな出来事があきるのは仕方がない話です。 再生のお手伝いをしている私にもそれはよく理解できることなんですが・・・ 行方不明になっている役員には、たぶん、普通に暮らしていれば、家族がいると思う。 それなのに・・ どんな理由があったにしても、 当事者本人はもちろん、家族の気持ちを思うとき、いたたまれない気持ちになります。 切羽詰まった感情・・行動・・それでも、道は困難であったとしても、解決できる道のりなんです。そのことを知ってほしい・・・ どうか愚かな行為だけは避けてほしい・・。と思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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