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徒然なる日々

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2005年03月10日
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今日は朝から夜まで盛りだくさんの一日であった。朝一でConsumer Behaviorの授業を受けた後、Negotiationの授業を聴講する。この授業、前セメスターで取ったのだけど、今セメスターのほうが教授がいいということで、興味あるトピックのときだけ聴講することにしたのである。他にもPower&Politicsを聴講していて、何だか本来登録している授業よりも聴講している授業のほうが面白く思えてしまう。

昼は日本からSFに出張で来ている友人がバークレーに来てくれて、二人でランチ。彼と会うのは5年ぶり。5年前、2人ともちょうど転職を考えている時期で、2人で金楽で焼肉を食べながら、仕事の悩みや今後の不安と期待を語り合った。そして5年後、こうやってアメリカで再会するとは、ちょっと感慨深いものがある。彼も今年の5月からアメリカのロースクールに留学するらしい。お互い、自分の目標に向かって、前に進んでいけたらと思う。

3時からPricingのグループミーティング。皆優秀なメンバーなので、その中で自分の価値をどう出して貢献していくかが課題…。

4時からは、日本の有名なエコノミストの講演に出席した。周りは日本人ばかりで、スーツにネクタイを締めたエコノミストが登場して、一瞬、日本にいるかのような錯覚を覚えた。あー、これがあの有名なXX氏なんだ!とワクワクしていたのだが、、、、実際に講演が始まったらびっくりした。何と、配布資料の一言一句を読み始めたのである。英語が話せないということで、XX氏がone sentenceを読むと、それを通訳が英語に訳すという形式を取っていたので、とってもslow...。ビジネススクールのテンポの速いinteractiveな授業形式と比べて、非常にもどかしく感じる。参加者はみんな日本語を読めるし、英語もわかるので、配布資料を読むだけだったら、講演である必要は無くて、ただ配布資料を配れば済むことである。まさか2時間の講演、ずっと資料を読むだけじゃないよな。。。と思ったのだが、結局ずっと資料を読んでいた。教授が延々と1人でレクチャーノートを読みあげるだけだった日本の大学での講義を思い出した。途中で外人が2人退席したが、さすがに日本人は悪いと遠慮したのか残っていた。

Global Strategyのクラスで教授が繰り返し「日本は衰退する」と強調するし、私自身、日本は今後どういう分野に活路を見出すのか、世界経済、特にアジア経済においてどういうポジショニングを取るのか、が見えなくて、それをぜひ知りたいと思っていた。講演で特に触れられなかったので、質疑応答の時にXX氏に質問してみたら、「今、それは日本の最大の課題で、みんな悩んでいるところです」という答えが返ってきただけだった。どうもそれでは納得できなくて、後で名刺を交換したときにもう一度聞いてみたら、「世界で最初の、老人活用国として、世界にロールモデルを示す道がある」ということを言っていた。

ビジネススクールにいると、日本への注目度がどんどん下がっていることを実感する。Asia Business Conferenceでも、目玉は中国。授業でもOperationでちょっと取り上げられるくらい。Global Strategyでは、日本企業には戦略がないという例で取り上げられている。昨日お会いした方は日本企業の高いポジションにいた方だったが、数年前に日本に見切りをつけ、日本にあった家を売ってアメリカに永住することに決めたと言っていた。日本はこれからどうなってしまうのだろう。このまま少しずつ少しずつ沈んでいくのだろうか。

夜は講演会に来ていたMBAクラスメートと韓国料理屋でご飯を食べ、その後、家にお邪魔させてもらう。アパートのすぐ近くにベイがあって、対岸のSFの夜景がとても綺麗。潮の香りに、ふと神戸のマリンパークを思い出した。夜11時半から日本のNHKニュースをやっていて、懐かしかった。





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最終更新日  2005年03月13日 05時14分26秒
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