徒然なる日々

昨日で、日本滞在中にやらなければならない仕事がほぼ終わったため、今日は経費精算の処理だとか、研修で一日中立っていても疲れない靴を買いに行くとか、そんな感じで過ごす予定。

今朝6時半からアメリカで行われている研修のロールプレイに電話で参加する。7時からは先月ポートランドで行われたSummer Instituteに参加した人達（私を含む）で、学んだことを会社のほかの人達に共有するための電話会議に参加する。

もともと、こういう発表の場を持つというアイデアは、私が上司と話していて出てきたもので、私が皆に呼びかけた。でも、いつの間にかそれが、アメリカ人の同僚が企画したものみたいになっていて、彼女から全社員に「皆さん、今日の私達のプレゼンに来てくれてありがとう！」みたいなメールが流れ、「あれ？」と思う。まあ、確かに彼女が最後に全員のパワーポイントスライドを取りまとめたことは認めるけど、いつの間にか彼女のアイデアみたいになっているのはちょっと複雑な気分。アメリカの会社では、自分の存在感をアピールすることが、昇進にもボーナスをもらうためにも大切なので、彼女も無意識のうちにやってしまうのかもしれない。日本人の私としては「あの、それ私のアイデアだったんですけど。。。」と今更言うのもおこがましく、結局泣き寝入りというか、釈然としない気持ちで終えてしまう。彼女とは以前も一緒に作業したことがあるが、やはり最後の成果は彼女に持っていかれるというパターンだった。そのやり方もさりげなくて、その場では気付かなくて、後から「あ、やられた！」と思うのである。

アメリカの会社で上に上がっていくための、こういった組織ポリティックスはかなりうざい。自分は他の人よりも優秀です、自分はこんなに貢献しています、と常に自分をアピールし続けて目立たなくてはならない。一時期は私も、目が社内に向いていて、社内でどうやって自分の価値を高めるか日々苦心していたが、今は、社外で自分の価値をどうやって確立していくか、お客様に認めてもらえるか、もっと社外に目を向けて、組織にぶら下がっていなくても食べていけるくらいの実力をつけようと思っている。