DVD映画「戦場の08/15」
戦場ロマンシリーズの第二弾の2作目「戦場の08/15」を見ました。1956年製作のドイツ映画です。前作の「08/15」から3年ほどたった厳寒の対ソビエト戦線。主人公の砲兵アッシュは1等兵から曹長に、フィアバインも2等兵から伍長に昇進し鉄十字章をもらっている。08/15とは時代遅れの旧式機関銃にちなんで「形式的」「時代錯誤」のような意味に用いられるようで、今作は戦場での腐敗が描かれている。勲章目当てだけに前線に来た大尉の無能ぶりと臆病。腐敗した補給部隊、後方支援。本国の脳天気な楽観的観測。我先に撤退する中、アッシュとフィアバインは敵戦車に立ち向かう。 なかなか良くできた作品です。08/15、戦場の08/15,最後の08/15と三部作で見るといいと思います。戦後間もない頃にドイツ内部を批判した画期的映画です。是非見ることをお勧めします。 このDVDは余り売っていないので、ここのページのmusicnaviならまだあると思います。「戦場のロマンシリーズ(独編)」で探してみて下さい。