安祥閣でのお稽古
娘の住む愛知県刈谷市。隣の安城市の茶室を借りて、娘のお弟子さん夫婦と茶道のお稽古。蹲や躙り口のある四畳半の茶室でありました。隣には6畳の寄付。寄付の目の前には池もあり、何とも贅沢な場所。本日の床の間は「喫茶去」せっかく私と娘のお弟子さんが初めてお会いできたので、まぁ一服楽しみましょう、と娘が用意してくれました。「喫茶去」には、更に進めると身分や経歴など分け隔てなくお茶を一服楽しみましょうという意味があります。躙り口からお茶席に入れば、お茶歴が何年とか年上とか年下とか関係ありません。いかに茶に心を寄せられるか。ただそれだけ。はじめての濃茶体験に深く感動していただいたようです。濃茶が練られるまでの静寂。蝉時雨だけが聞こえて、蝉の声がこんなにも心地よい響きに感じたのははじめてと。そして、何故濃茶がこんなにも甘く感じるのか。練り方談義に花が咲きました。お弟子さんは化学者の方です。お茶をまだわからなくでも、化学のことはわかる。違う見方から、お濃茶のことを教えていただきました。一つ一つに自分なりに心を寄せてもらえたら、どれだけの茶の世界が広がることでしょう。またお会いできることが楽しみになりました。和菓子は瓢。求肥ではなく、名古屋名物のういろうで作られておりました。木瓜形の織部喰籠。蓋付きの菓子器に四苦八苦。祇園祭や博多山笠祭の季節。この時期、きゅうりを食べないという慣わしがある。たった一つの道具や和菓子から、話が広がる。#安祥閣#茶道教室