KAPPAのひとりごと

　今朝はリョウもヨシも早起きしてくれた(- -;)おかげで、朝ご飯もさっさと食べることができた。
　日曜日だと言うのに、８時過ぎには食べ終わる。

　いつもなら、早くても ご飯を食べ始める時間…それならと、ヨシに「２人はプリキュア」を見せてみた。実は、ヨシに見せたのは初めてなのである。

　ヨシが幼稚園に行きだした頃に一度付けてみたことがあったのだが、ヨシはあんまり関心を示さなかった。それに、いくら女の子の番組でも「戦い系」はどうも…と思っていたので、見せることに積極的じゃなかった。でも、「大きくなったらプリキュアホワイトになりたい」なんて言っている子もいたり、友達の家に遊びに行くとプリキュアの衣装があったりして、話題を合わせるためにも一度見させてもいいかなと思った。

「ヨシ、プリキュアだよ」と言って見せてみると、ヨシは釘付けになる。テレビの前に仁王立ちになり、一緒になって決まり文句を言い、「プリキュア参上！」と右手の人差し指を上に上げたままずっとテレビを見ている。

　幼稚園でも「プリキュアごっこ」のような遊びをやる子がいるんだろうなぁと思ったが、こんなにすぐに馴染んでしまうとは思わなかった。やっぱり、友達の影響は絶大である。

　それから何度か「プリキュア参上！」とポーズを決めていた。毎週見せたら完全にはまるだろうなぁ…と少し心配である。

＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

　今日は以前から義母と買い物へ行く約束をしていた。
　子ども達の秋・冬物の服を買いに行くのである。

　義母と我々家族の計５人で車に乗って近くのショッピングセンターへ行く。ヨシは車で出かける時には必ずカバンを持って、中に入れてある飴やお菓子などを食べるのが一番の楽しみである。

　その中に、アルファベットチョコが一つだけ入っていた。先日、義母のところへ遊びに行った時にヨシがもらってきたものである。
　私やヨシが持っている食べ物を見るとリョウは何でも食べたがるのだが、未だにチョコだけは食べさせていない。こればかりは１歳児にはキツいかなぁと思っているからである。
　ヨシがそのチョコを取り出して「チョコレートだ(^^)」と言って私や義母に見せようとしていた時に、「リョウちゃんはまだチョコが食べられないんだから、食べたくなる前に食べちゃいなさい」と促した。

　そうしているうちに目的地に着いた。センターの中で私とダンナが用事をしている間に、ラムネや飴などの小さなお菓子を売っているワゴンを見つけ、ヨシと義母がそのお店に行った。小さな袋に欲しいものを欲しいだけ入れて、重量で値段が決まる仕組みらしい。

　ヨシは大好きなグミやラムネ、飴などを袋に詰めて買ってもらった。小さな袋の中に、ホンの少し。もう少し大きくなると、がめつくなって 袋いっぱい詰めるんだろうけど…。
　義母に買ってもらって喜々としているヨシ。後で義母がこんなことを言ってくれた。
「ヨシは"チョコはいらない"って言ったの。”リョウちゃんが食べられないから、いらない”って。」と。

　キゲンの悪い時はリョウの一挙一動にうるさく それを泣き叫んで訴えるヨシだが、近頃は一緒に走り回ったり リョウに「大好き！」と言うようにもなってきた。リョウが泣いていると「どうしたの？泣かないで」と言うようになってきて、親の方が「あれれ？？」とヨシの変貌振りにビックリしている。
　それが、おばあちゃんがヨシの為にお菓子を買ってくれているのに リョウのことも考えて大好きなチョコを選ばないなんて…なんと優しいお姉ちゃん！　…いやいや、単なる「親バカ」かもしれないけど。

　とはいえ、全てをリョウに譲れるようなヨシではないが、これからもケンカしながら姉弟仲良くしていってくれたらいいなぁと願うハハであった。