KAPPAのひとりごと

　今日、幼稚園から帰ってきて着替えている時に、ヨシが言った。
「今日ね、スカートがなくなっちゃったの。ちゃんとお片づけしたのになくなっちゃったの。それで、先生が見つけてきてくれた」…と。
「そうなんだ。で、どこにあったの？」と聞くと「わかんない。先生が探してくれたの」と言う。

　私によく似て片づけが苦手なヨシ。まだ年少だと誰かが意地悪して隠されたりすることもないだろうと思っていたので、他の友達のスカートと混ざって どこかに紛れ込んでしまったんだろうと思っていた。
(ちなみに、ヨシの幼稚園では、園にいる間は制服のスカートではなく体操ズボンに履き替えて活動する)

　そして、夕方、幼稚園の担任のＭ先生から電話が来た。
「今日はヨシちゃん、何か言ってましたか？」と聞かれて、
「あ、スカートがどうの…とか言ってましたけど」と答えた。

「実はね、ヨシちゃん、このごろ着替えたあとのお片づけができなくて毎日注意していたんですけど、今日もスカートを片付けないまま遊びに行こうとして”スカートは大丈夫？”と聞いたら”大丈夫”と答えて行ってしまったんですね。それで、今日はスカートを隠してしまいまして、いつ気が付くのかなぁと思っていたんです。そしたら、お帰りの着替えの時に気が付いて、その時に”スカートをお片づけしなかったら迷子になっちゃうよ”と１対１で正面向いてお話させてもらったんです」と、言われた。

「実は…」とヨシが私に言ったことを話した。明らかに違うのは「スカートを自分のロッカーにしまったかどうか」である。私に怒られるのが恐くてウソをついたらしい。

　夏休みが終わってからは、幼稚園から帰って着替えたあとのスカートやカバンは自分でハンガーにかけさせるようにしている。そして、運動会が終わってからは脱いだシャツなどを洗濯置き場に持っていくようにさせている。
　毎日家でもやっていること…と言うより、いつも注意してやらせていることなんだけど、幼稚園でも同じことだとは…(- -;)。

　とにかく、うちでも注意していることだけど、ちゃんと聞いてみますと言ってその話は終わった。

　(あともう一つ、椅子の座り方が悪いことを指摘されたが、ここでは省略…)

　そして、先生が「ヨシちゃん、今電話代われますか？」と聞かれたので、そばにいたヨシに受話器を渡そうとした。いつもなら、ヨシは喜んで電話に出るのだが、そばでずっと話を聞いていて何かを察したのか「眠いから…」と首を振る。「ヨシの大好きなＭ先生だよ」と言っても、頑として首を振る。

　そして、電話が終わったあと、ヨシは「ウソをつくのはいけない」ことと「ちゃんとお片づけしないといけない」ことを説教された。

　が、寝る前にパンツから紙パンツに履き替えたあと、パンツをどこかにポーンと置いたきり わからなくなっていた。
　やはり、まだまだ懲りないヤツである(- -;)。