KAPPAのひとりごと

　近頃、たまに「耳がこそばい」だの「耳の周りを押さえると痛い」だの「痛くない」だの言っていたヨシだが、夕べになって急に「右の耳が聞こえない」と言い出した。
　今まで耳鼻科行きをどうしようか考えていたのだけれど、「聞こえない」なんて言われたら行くしかない。しばらくすると聞こえるようにはなったみたいだけれど放っとくわけにはいかない…。

　が、医者通いで一番厄介なのはリョウである。とにかく、待ち時間にじっとしてないし、前回行った時も大暴れしてくれた。リョウなりに「自分の為にここにいるんじゃない」というのはわかっているらしい。でも、核家族の悲しさで、家においていくわけにもいかない…。そう言うわけで、２人を自転車に乗せて病院へ。

　耳鼻科に着くと、すぐに呼んでもらえた。先生は両耳を見て「耳あかがたまっているから先に取らないと…」と言われた。半年ほど前に一度取ってもらったし、入り口にたまっている分は今までも取っていたんだけど、それでも溜まってましたか…。

　とりあえず、点耳薬を点して耳あかをふやかすことになった。片耳に点した後そのまま１０分待ち、もう片方を点して１０分待つ。その間、待合いにいることになり、本棚から一番近いところに待つことにした。
　絵本がたくさんあるので、本を取りだして読むと、ヨシは大人しくしてくれる。が、大人しくできないのはリョウ。焼き餅を焼いているのか、私が読む本を取り上げて前にあるソファに積み上げていく。本をちょうだいとリョウに言っても「いやだぁ！」と拒否。じゃぁ、一緒に読んであげるといっても「要らない！」と怒り出す。そして、ヨシを押しのけて私の膝を占拠しようとしたりして一悶着(- -;)。そんなこんなでなんとか２０分過ぎた。

　また診察室に呼ばれて私がヨシを抱っこして診察台に座る。残されるのはリョウ。半年前と違って、看護師さんが相手してくれるのを受け入れ、一緒に「お姉ちゃん、頑張れ！」と言ってくれる。そして、その看護師さんと一緒に受付に行って遊んでもらっている。まだキゲンが悪くならないうちに相手してもらって良かったみたい。

　そして、会計を待っている間に病院を抜け出してヨシを幼稚園に送り、また病院へ戻って処方箋を受け取る。その後 皮膚科へ行って、ヨシの薬の不足分を処方してもらい、耳鼻科と併せて薬局へ。そしてやっと帰宅。

　ホッとするのもつかの間、今日は幼稚園は１１時半降園である。そして、幼稚園近くにあるダンナ実家へ遊びに行く約束をしているので、幼稚園までお迎えに行くことにしている。一旦家に帰ったものの、３０分もしないうちにまた家を出なければ行けない。
　急いで用事を済ませようと思ったが、その間にリョウはジャケットと靴下を脱いでいる(- -;)。病院へ出かける前に散らかしたプラレールを片付け、ちょっと片付けものをしている間に時間が過ぎる。そして、リョウにもう一度ジャケットを着せて靴下を履かせ、また自転車でダンナ実家へ。

　いつもなら家や公園でのんびり遊ばせてもらえるリョウだが、今日は医者か自転車での移動かという慌ただしさで、午前中は殆ど遊ぶ時間がなかった。しかも、自分とは関係ないことばかり。まぁ、ダンナ実家では思い切り遊ばせてもらい、チョコレートなどおやつもたくさんもらったけど。

　ヨシは右耳が中耳炎になっているとのこと。また、両方の耳が外耳炎になっているんだそう。次に行くのは月曜日。そして、２人ともカゼを引いているので、明日も幼稚園へ行く前に医者に行かないといけない。多分、土曜日は小児科とヨシの皮膚科のはしごになる。

　病気になった子が可哀想だと思うが、病気でもないのに あちこち連れて行かされて大人しくさせられる方も可哀想だなとつくづく思うハハだった。