2011/02/14(月)00:33
あこがれし「読者への挑戦」(前編・美少女探偵への挑戦)
3連休最後の日。遅く起きた朝と言うより昼から
図書館から借りてきた本を読み出します。
予定では半分くらい読んでから
ポカポカ陽気で気持ちいいので散歩でもしてこようと思っていたのですが
・・・本が面白かったのでそのまま一気に読破してしまいました。
ミステリーは特にそうですが
小説って一度読んだら満足で
2回読むなんてことはまずありません。
なので基本的に図書館で借ります。
そのため街の図書館にない本は・・・どれだけ話題になっていても読めないのです!?
(どうしても読みたかった京極夏彦や綾辻なんかは古本屋で買った後に・・・図書館に入庫されて・・・ちょっと待っておけば買わずに済んだ・・との思いもありまして)
ですので今回借りてきた
【送料無料】隻眼の少女価格:1,995円(税込、送料別)
作者の麻耶雄嵩
読み方すらもわからん・・・知らなかったのですが
「まや ゆたか」
どうやら本格ミステリ界では「とんでもない作品」を送り出す人として有名みたいなのです。
『このミステリーがすごい!』で上位にランクインしていたので本のタイトルを覚えていまして図書館にこっそり置かれていたのをようやく発見したのです。
これが・・・
久々に意表を突かれたのですよ。
亡くなった名探偵の母の後を継ぎ美少女探偵が
横溝正史なんかでよくある血縁複雑旧家での残忍な連続殺事件に挑む!
400ページのうち前半200ページくらいまでは『よくある探偵小説』なんですよね。
つまらなくはありませんけど
どこにでも転がってそうな?事件で。
でも
前半のクライマックスで
「お?」と言う展開になりまして
後半、その事件の18年後が舞台の第2部は
もうなんと言うか
作者のやりたい放題!?
気持ちよくだまされ 気持ち悪い読後感を味わされました。読者への挑戦というより『ミステリー』そのものへの挑戦でしょうか。
これは『探偵小説』なので
名探偵コナンみたいに子どもが事件現場をうろちょろしても大丈夫な世界を許せる人にしかおすすめできません。
名探偵がいまだに存在して活躍している、そんな別の世界のお話として捉えるのが前提です。
実際、最後まで読んで
『これじゃあ漫画だよ!!』
と怒る人もいると思いますし・・・。
ルパン三世 VS 名探偵コナン価格:4,284円(税込、送料別)
ミステリ初心者ではなくて
これまで相当読んでる人向けでしょうね。
レビューを見るとこれよりも過去の作品のほうがもっとすさまじいことをやっているようなので夕方読み終えて・・すぐさま図書館へ返却して別の作品探したんですが・・置いてありませんでした・・・もっと早く知ってたらよかったなあ・・。
意気消沈して帰宅して
かわりになんか
面白そうなものはないかな・・・とネットで探していると・・・
賞品付き読者への挑戦ミステリー
まさに懸賞そしてミステリー好きの魂を揺さぶるような作品を発見!!
それを先ほどまでやって
時間がなくなってしまいました。
ので、明日に続きます!