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本気でダイエットをしようといつも思っている。
夕飯は会社のデスクで取る。 19時ごろ、コンビニ食だ。 メニューはゴーヤのサラダ、冷奴セット、トマトジュースのみ。 ヘルシーである。 不満足な腹とは対照的に心は満足である。 このまま続ければ痩せるに違いない。 ダイエットをしてスリムな自分を想像する。 ズボンがブカブカで困っちゃう。 みんなが「あれ、痩せた?」なんて。 俺が「そう?別になにもやってないし」みたいな。 みんなが「なんか若々しくない?」なんて。 俺が「そんなことないって」なんて。 仕事が終わったのは23時頃。 チャリに乗って帰る。 俺ったら、夕食はヘルシーだし、自転車通勤だし、完璧なダイエットプログラムじゃんと再度満足する。 走っていると、ふとお洒落なラーメン屋を発見。 客席はほぼ満席である。こんな時間にこんなに人がいるのかぁ。 まあダイエッターであるから、俺は見向きもしないのかと思った。 次の瞬間、思考が停止。 気が付いたら食券販売機の前にいた。 せめて普通のラーメンにしたかった。 再度、思考が停止。 チャーシューメンの券を持っていた。 俺は元々ラーメンが好きである。 有名店巡りも好きだし、未来の有名店を開拓するのも好きだ。 友達のラーメン野郎とラーメン談義を夜通し出来るぐらいだ。 ラーメン友達の顔が浮かぶ。 もしかしてここ餃子がめちゃうまってことあり得るかも。 取材およびネタのために餃子もいっとこう。 もうデスクで夕食を食っていた俺とは別人である。 いつ死ぬかわからないし、うまいもん食っとかないと損だ。 うまいもん情報詳しい男もてるんじゃない。 へんな思考。 二枚の悲しい食券を持ってカウンターへ。 「サービスでライス付きますが?」 店員が余計なことを言う。 俺は当然こう答えてやった。 「あ、はい。お願いします」 俺の前に並んだチャーシューメン、餃子、ライス。 満腹になった俺はありきたりにもこう誓う。 ダイエットは明日から。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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