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カテゴリ:本・マンガ・アニメ(未分類)
どちらも良い意味でサンライズ作品だったと思いました。
まずはゾロリ。 ゾロリは原ゆたか原作(ポプラ社)、小学校低・中学年男子に特に人気が高い。 地図や暗号文、迷路、変なメカ、おやじギャグ、マンガもありの盛り沢山な内容。 すごろくなど折込付録、ゾロリ新聞もついて、表紙もカバーも楽しめる。 初版限定のおまけもフィギュア、おやじギャグドリル、おならブザーと初回限定コミックス並の内容でも値段は変わらず。社長の坂井宏先さん、太っ腹! さて、映画が始まってすぐゾロリの念願かなってゾロリ城でのお姫様との結婚式。 いきなり「Fin」、もう終わっちゃうの?と場内から子ども達の声。 いえいえ、ゾロリの夢でした。 あと一歩で姫とのチュ~だったのに、少年?実は今回のヒロイン・美少女テイルに踏んづけられ目を覚ますゾロリ。怒るゾロリを更に踏んづけんとばかりに迫るのはタイガーの船?(ココは陸なのに?) テイルの父が死ぬ前に残した宝の地図を狙うタイガー。母の死後、テイルを親戚の家に残してまで探していた宝とは一体? 宝の地図の秘密に気づくゾロリ、そして行き着いた砂漠の村で父はテイルの名をつけたイモで村の食糧不足を救っていたが水は今でもとても高価なもので・・・と途中から先の読める展開では有りましたが、タイガーとの戦闘あり、ゾロリメカあり、最後に宇宙まで出てくるなんてやっぱりサンライズが製作なのは納得でした。 そして、頼りになるゾロリおじさま(とは言ってなかったけど)最後の展開はカリオストロの城を思わせるような感じだなあと思ったら、それもどんでん返し。去っていったのはテイル。惚れたのはゾロリの「生き方」。尊敬されても結果は降られちゃったのね。 途中、ケロロ小隊も特別出演。おならや鼻毛、たんすの角に足指(あれは痛い)、高枝切りバサミなどのネタも子ども心を(いや腋を)くすぐる必須アイテムでした。こうして見ると、小技ネタがケロロと意外と共通してますね。(ケロロにおならネタはないけど) 次はケロロ。 こちらは侵略者と被侵略者の友情。 随分とシリアスな戦闘シーンから始まったなあと思ったらクルルの作った模擬戦闘プログラムだったようです。相変わらず軍曹はサボって冬樹とプラモを買いに出かけています。 ジムカスタムを買ってホクホクしながら帰る二人。帰宅途中に変な祠。 賽銭に間違えて100円入れてしまったケロロは賽銭を取り返し(せこい!)に祠に踏み込むが踏み込んだケロロの姿が消え、冬樹も後を追います。 祠の中のドーム状の物の中には古代文字で書かれたのような壁画。 その中にあるランプのようなものを壊してしまったケロロはプラモ用セメントで修理するが、一つかけらが残っていて・・・ ガンダムの戦闘シーン(実はゲーム)があったり、ニュータイプ?なネタ(実は古代ケロン兵器の影響)があったりとこちらもサンライズでなければ製作できないネタ満載。もちろん宇宙人ですから宇宙も宇宙船も、強化服や巨大メカも出てきました。 テレパシーを使える印を冬樹につけてもらいたい桃華の気持ちに気づかずつけちゃうタママ、相変わらず小雪ちゃんやギロロの思いには鈍い夏美、テレパシーで心を見られちゃかなわんと誰からも印をつけてもらえないクルル(コンビのサブロー先輩はつけてもらおうとも思ってなかったようですが)、何故か太ももに印のつくモアちゃん・・・などなどいつものどたばた振りも楽しい。 巨大化したケロロのおなかがタプンとしていたり、まるでジオラマを壊さないよう歩いている動きも何だか間抜けで楽しかったです。 いつもは敵ながらお互いを認める友であったのに兵器・キルルのせいで不信感の塊に。キルルの増殖・進化を止めるためには何物にも負けない友情しかない。 最後は壊した人(ケロロと冬樹)が責任もって元に戻すというのも良いです。子ども向けを意識しているのでしょうか?でも道徳臭くないのですよ。 こちらももちろんゾロリが特別出演しています。 どちらも楽しく良かったと思います。ただ他にも子どもが楽しめる世界的作品(ナルニアとかウォレスとグルミットとか)や春休みの定番作品(ドラえもんとかワンピースももう定番と言えるかな?)が並ぶ中、どうしても小さな映画館だったり期間が限定されるのは仕方ないかな?と思ったり。 それにしても年齢層は広かったですね。小さなお孫さんを連れたおばあちゃんがいるのだから当然ですが。もちろん学生さんも見かけました。 おばあちゃんたちにどれだけケロロのネタが通じたかはわかりませんが笑い声が聞こえたことは確かです。誰にでも一押しとは言えないかも知れませんがお勧めします。 ゾロリの新刊です 映画の中で「帰りに買ってもらおう!」って宣伝してましたよ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月24日 09時45分30秒
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