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2007年12月03日
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カテゴリ:アニメ
「どうやって接続したの?ここには特別な子どもしか入れないんだよ」
「ここはどこなの?」
「ある女の子のために作られた空間なんだ。傷が癒えるまでいつまでも子どものままでいられる場所」
姿がチラチラ消えかかる4423・信彦。驚く幼いヤサコ
「僕はもうすぐいなくなるんだ。この空間と一緒にね」
「いなくなるって?」
「その女の子はもう僕の力を借りていけないんだ。そう言う決まりなんだ。僕の役目はもうすぐ終わる」
「デンスケ!」

デンスケを抱き上げるヤサコの手
地面に書かれた「ヤサコ」の文字
「ヤサコ」と呼ぶ声
そして4423・信彦の頬にキスするヤサコ

同時にハッとするイサコとヤサコ。イサコの目には涙が浮かんでいる

「この犬の後をついてきたんだね。道理で」
「4423はここで何をしているの?」
「僕はその女の子の治療しているんだ。心のね」
「お医者さんなの?」
「ああ、そうだね」
「君はイマーゴがあるんだね」

そこに石段を上がりきり現れる今のヤサコ。

「ならもう帰った方が良い。この空間は君のような子に反応してしまう」

背後の何かに気付き幼いヤサコと4423に声をかける今のヤサコ
「逃げて!二人とも」

幼いヤサコと4423に迫る黒い闇

「止めて!お兄ちゃんを取らないで!」
「あなたが、あなたがミチコサンなのね」

「まずい。もう一人生みだしてしまったのか。早く逃げるんだ!ヤサコ!」
幼いヤサコに逃がるよう促す4423
兄の人形を握りしめ泣きながら叫ぶ幼いイサコ
「止めて!」
「お兄ちゃんと別れたくない」泣きながら訴える幼いミチコ
闇に取り込まれていく4423。デンスケを抱え逃げる幼いヤサコ
「私はお兄ちゃんとずっと一緒にいるの!」
「違う!私はお兄ちゃんとサヨナラをしたの!」ブランコに座る今のイサコ
闇から逃げる幼いヤサコとすれ違う今のヤサコ。闇に向かって
「天沢さん、そこにいるのね。わかった!わかったの」
「はっ!」
立ち上がり見回すイサコ。闇の一角に光るところが…
「おこ、のぎ?」
「聞いて!天沢さんがミチコさんに願う前にお兄さんは死んでいたの。お兄さんを死なせたのはあなたじゃない!そこにいるのは」
「ダメ。お兄ちゃんはずっと私のものなの。あんたなんか嫌い!」ミチコ
「わかったの。ミチコさんは天沢さん一人が生み出したんじゃない!」
「嫌!」耳を塞ぐミチコ
「もう一人いたの。ミチコさんを生み出した人が。それは」
「止めて!」今まで髪に隠れ虚ろに光るだけの目だったミチコに人間の目が現れる
「この私。小此木優子よ」
強い風が吹き通る
「はっ…」風に髪が吹き上げられ顔が露わになるミチコ。どことなく髪を下ろしたイサコに似ている
俯いきかげんな顔をまっすぐ前に向けるイサコ
「私のキスがあなたたちの別れを邪魔してしまった」
イサコの前に光が差し込み街並みが現れる。光の先には鍵穴。そして階段を登りきったところに立つヤサコの姿
「ミチコは私のキスとあなたの苦しみの子ども。天沢さん!戻ってくるのよ!!もうその空間とはサヨナラしたはずなんだから」
前を見ていたイサコがハッと後ろを向く
「そんなの許さない」光るミチコ
「走って!」叫ぶヤサコ
走り出すイサコ

「リンクが、戻ってくるわ」

「天沢さん。そうよ、こっちよ!」
鍵穴に向かって走るイサコ
「あなたは本当に私を捨てられる?」
ミチコの言葉に停まるイサコ
「あなたはそれを望んでいない」
途端に光を閉ざすように影の壁がイサコを立ちふさぐ
「天沢さん!」呼びかけるヤサコ
「私と離れることなんてできない」
イサコの背後に現れる黒い鍵穴。そこには光り輝くミチコが
「私を生み出したのはあなた。私はあなたの苦しみを、悲しみを食べるために生み出したあなたの分身。何度殺しても、私は何度でも蘇る。だって、私はあなたの本心なんだもの」
「やめて!もうやめて!」
「あなたはお兄さんへの思いを捨てた。勝手に大人になろうとして。そんなの私が許さない!」
「天沢さん!」闇はヤサコをも包もうとする
と同時に
「天沢さん!」目を覚ましイサコを呼ぶヤサコ。ヤサコの前には苦しむイサコが
「ヤサコ」突然戻ってきたヤサコに驚くハラケン
再び黒く電脳体が消えかかるイサコ
「さあ、戻ってきなさい」ミチコの背後には笑いかける信彦の姿
「こっちはとても心地いいわ。お兄さんもここにいる。ここでは大人になる必要がない。いつまでも甘くて切ない気持でいられる」
兄とボールで遊び、髪を結ってもらう幼いイサコの姿
「ずっとこどものままで良いのよ。勇子」
ミチコの言葉に惑わされるイサコ。ふらふらと近寄っていく
「いけない。ダメ!そっちへ行ってはダメ!天沢さん!」イサコを揺さぶり叫ぶヤサコ
うれしそうに向うイサコ
「髪の毛結んで!」と信彦に両手を伸ばす幼いイサコの姿に
あっちでの幸福感に頬笑みを浮かべるイサコに呼びかけ胸を抑えるヤサコ。
同時にイサコも苦しんでいる
あまりの苦しみ様に心配した玉子が思わず
「ヤサコ、もうやめて」
「待って!」ハラケン
「これ以上は危険じゃ」
「止めるぞ」
「ダメだ!」
ハラケンの剣幕に停まる玉子
「ヤサコに、任せるんだ」ヤサコの手を握るハラケン

「ここにいれば、何にも要らない」
幼いイサコが駆け寄る
「大人になる痛みも、苦しみも」
髪を結ってもらうイサコ

苦しげな表情のヤサコ。痛みを堪えるように
「天沢さんの馬鹿!それでも天沢勇子なの?あの勇ましい天沢さんなら、戻ってこられるはずよ!」
イサコの肩を抱くヤサコの手に力が入る。イサコの頬に涙をこぼすヤサコ
「勇子の勇は勇ましいの勇!」
ハッとする幼い姿のイサコ
「止めて!」ミチコ
幼い姿のイサコの胸が光る。痛みに胸を抑える
「痛い」

ヤサコも痛む胸元をつかみながら
「勇ましい。あなたは痛みを恐れない、勇ましい女の子。だからイサコ!戻ってきなさい!イサコ!!」

立ち上がる今の姿のイサコ。
「ヤサコ」
途端にほんのり明るい世界が暗くなる
「ダメ、ダメよ。うわあああ」
ミチコを背後から抱え留める黒い影
振り向くイサコ
「止めて。何をするの?」
「行くんだ勇子!」
ミチコを動けないように抱えていたのは信彦
「お兄ちゃん!」
「これで本当にサヨナラだ」
闇に包まれていく信彦とミチコ
「行ってはダメ。そっちには痛みと苦しみしかないの。だから」引き留めようとするミチコの声
イサコの前に再び開く明るく光る鍵穴
「だから行かなければならないの」
風に結っていた髪が解けなびく
「私はこれからあなたたちなしでも自分一人で生きていかなくてはならないから」
痛む胸を抑えながら光に向かって走るイサコ
「やめて、私の勇子。私を捨てないで!勇子」
「行きなさい勇子」ヤサコの声
「痛みを感じる方向に出口がある!」重なる二人の声

鳥居の階段を降りるイサコと迎えるヤサコ
「あなたの夢につながっていたのね」
「うん。いつも不思議に思ってた。私の心の世界は、ずっと、あなたの心の世界に繋がってた」
イサコの頬をすっと流れる涙
「私あなたのことが嫌いだった」
「うん」
「でも、わかったの。何故嫌いだったのか?ずっと怖かった。誰かと心が繋がることが、怖かった。でも、もう怖くない」
イサコから光の粒が。そして鈴の音
「うん」
「見失っても必ずどこかに道はある」
二人を包むように流れていく光の粒
「人は細い道で繋がってる。時々見失うけど」
手を差し出すヤサコ
「でも、きっと繋がっている」
ヤサコに手を出すイサコ。握るヤサコ
「うん」
白く包まれる

病室。イサコを見つめるヤサコ。二人を見守るようにイサコの足元に集まる皆
「お帰り。イサコ」
「ただいま。ヤサコ」
おでこをくっつける二人。涙はまだ流れている

EDの流れる中、映像はデンスケではなくその後の様子。

ベッドの上身体をおこし、伯母にリンゴをむいてもらうのを待つイサコ

「小学生最後の自由研究やりそこなっちゃった」ハラケンの声

ヤサコに電話をかけるマユミ

「あ、そうね」ハラケンに答えるヤサコ

玉子と車に乗るタケシ
タケシの見つめるモニターにはタケシからヤサコ宛てたメール。
「ボクは兄ちゃんを探しに行くよ。玉子お姉さんと、警察の人も力になってくれるって。」

「だから、今終わらせることにした。イリーガルの研究」ハラケン
「うん」

カンナの母にメガネを返すハラケン。泣いているらしいハラケンをそっと抱きよせるカンナ母。
寺。カンナの墓参りか法事?傍のバイクは玉子の?

「イリーガルって何だったのだろう?ずっと考えてた」

退院するイサコ。髪は下ろしたまま。車に乗り込む。

「今までのイリーガルは、全部、何かの感情だったんじゃないかって」

図書館の壁にもたれて話すハラケンとヤサコ

「憧れとか怖いとか。もう会えなくなってしまった誰かに、会いたいとか。そういう気持ちを、誰にも知られずに消えていくはずの気持ちを、あのヌルたちは拾い上げていたとしたら、それがイリーガルなんじゃないかって」
「もしかして、カンナちゃんも」
「うん。僕の心の中のカンナが心の道を通じて会いに来たのかなあって」
「もしミチコさんもイリーガルだとしたら何だったのだろう?私と天沢さんがミチコさんを生んだ、あの時の気持ち。切なくて、悲しくて、それに…」
「ちょっと苦しい」
「うん」
「その気持ちって、もしかして…初恋、かなあ」顔をそむけて話すハラケン。言ってしまってから頬を赤らめる。
「え?」ハラケンを見るヤサコの頬も赤い
「うん。そうかもしれないわね」

翌年の春

「私たちは中学生になりました。天沢さんは結局、何も言わずに金沢に行ってしまいました」

花びらが舞う桜並木
セーラー服のフミエ。だぶだぶの詰襟のダイチ
アイコがデンパ、ガチャギリ、ナメッチ、アキラと黒客を引き連れている
そして大きな赤いランドセルを背負った京子と前を歩くセーラー服のヤサコ
皆、メガネはかけていないが頭にのせている

電話。
「はい、もしもし…天沢さん?…ねえ、私まだどっちだか分からないの。私たちって友達になれたのかな?」
「言っただろう。私は友達と言うものは良くわからないんだ」
「そう」
「でも、お前は、そうだな。同じ道を迷って、同じ道を目指した、仲間だ」
「うん」
「でも、仲間なのは、同じ道を目指している時だけだ。私みたいな人間は何時までも他人と一緒にいては自分の道が見えなくなってしまう」
「そうかもね」
「また会おう!同じ道を迷った時に」金沢にいるイサコ。髪は下ろしたまま
「うん」
「それまではサヨナラだ」穏やかな顔をしているイサコ
「うん」
「私はイサコ。名付け親は、あんただ」
電話を切るイサコ

イサコとの電話を切り、桜吹雪が舞う中、そのまま佇んでいるヤサコ
待っている間、花びらを追っていた京子がヤサコの傍に戻ってくる

ふと顔を上げるヤサコ。京子も同じ方を向く
道の上、少し離れた所にデンスケの姿が…
「デンスケ…」
そっとしっぽを振るデンスケ。だが次の瞬間には消えている。二人ともメガネはかけずに頭にのせている
「京子、見えた?」
頷く京子






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最終更新日  2007年12月03日 17時35分05秒
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