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テーマ:アニメあれこれ(26113)
カテゴリ:アニメ
こちらは内容です(感想)
脳の85%を10万3千冊の魔導書に占められたインデックスには普段の生活に使用できる脳は15%しか残されていない。生きるため定期的に消去される記憶。その時が迫る… 小萌先生のアパート。 帰りは遅くなるかもと出かける先生。 眠るインデックスを見守る上条 「お願いだから、もう、当麻を傷つけないで!」 上条を庇いステイルらの前に立ったインデックス 「リミットまで残り12時間と38分。逃げださないかどうか、足枷の効果を見てみたかったんだけど、予想以上だったね」 「足枷?」 「そのおもちゃを取り上げられたくなかったら、もう、逃亡の可能性は捨てた方が良い。分かるね?」 一旦引いたステイルら。 「大丈夫だよ。私が取引すれば、当麻の日常はこれ以上壊させない。これ以上は、絶対に踏み込ませないから。平、気…」 そのまま倒れたインデックス 散乱する新聞の下から受話器を取る上条 「私です。と言って伝わりますか?」 「神裂、だっけ?」 「お互い名前を知る必要はないでしょう。あの子は、インデックスはいますか?」 「起こさなきゃダメか?」 「丁度良い。そのまま話を聞いて下さい…リミットは、今夜午前零時です。私達は其の時刻に合わせてすべてを終わらせる様、スケジュールを組上げています」 「そんなもん…何で態々俺に教える?そんなこと言われちまったら、死んでも抵抗したくなっちまうだろう」 「別れの時間は必要ありませんか?これは対話でも交渉でもなく、命令です。我々が到着する前に、あの子に別れを告げて、その場を離れなさい」 「どいつもこいつも、手前の無能をインデックスに押しつけやがって!手前らは魔術師なんだろう?ホントに魔術じゃ何にも出来ねえのか?インデックスの10万3千冊を使えばどうとでもなるんじゃねえのかよ?」 「教会はインデックスの反乱を最も恐れています」 「どういうことだ?」 「恐らく10万3千冊には偏りがあるのでしょう。あの子の記憶操作に関する魔導書は覚えさせないといった」 「じゃあ、お前らの魔術で何とかならないのか?」 「魔術によって作られた環境ではネセサリウス以外の魔術師にリスペルされる恐れがある。教会がそのような可能性を残す筈がありません。そして何より、魔導書を記憶する行為は脳の汚染を意味しています」 「お前ら、それを知っててインデックスに?」 「後で聞かされた話です…何も出来ませんよ。魔術では…」 「なら、俺達なら」 「俺達?」 「科学側だよ。人の記憶を科学的に奪う方法なんていくらでもある。手前らに出来ない方法で、10万3千冊を抉り取る方法が。それにここは学園都市だぜ。心操る能力者なんてのもたくさんいる。望みを捨てるにゃまだ早いんだよ!それでも手前は努力することも挑戦することも諦めて取りあえず人の命を天秤に掛けちまおうってのか?」 「敵を説得する言葉にしては安すぎますね。逆にいえば、私達には取りあえずあの子の命を助けてきた実績あります。何の実績も持たないあなたの賭けは信用できません。それは努力でも挑戦でもない。無謀という一言に変換出来ませんか?」 「だよな。結局分かりあうことなんざ出来ねえんだな。上等だ!それじゃ潰すぜ、宿敵!あいつを助けて手前の見せ場を全部横取りしてやるからな」 「もし次にあの子が倒れるようなことがあれば危険だと思って下さい。それでは今晩零時に。残り時間は本当に僅かですが、最後に素敵な悪足掻きを」 押し入れの中の本棚に目が止まる上条 「記憶操作」 「記憶喪失。老化や酔って記憶を失くすのは記憶喪失の一種で脳の血液が止まって記憶が飛んだりするのも…ふ~ん。ハロセン、イソフルランなどの全身麻酔やベンゾジアゼピン類などの薬の副作用で記憶を失うことも…つうか、このままじゃ埒が明かねえ…お。携帯の料金明細…そうだ!小萌先生に脳医学だか精神能力関係の専門書を紹介してもらえば…」 しかし銭湯の風呂に浸かって鼻歌の先生には聞こえない 「こうなりゃ手当たり次第に当たるしかなさそうだな」 病院に電話を掛けまくる上条だが…出ない ようやく掛っても 「完全記憶能力?ハイ知ってますが…ですから症状を言っていただかなければ…はあ?魔術?今何時だと思ってるんですか?もうすぐ12時なんですよ」 間もなくリミットだと気づき愕然とする上条 街の所々にある時計は午前零時を示す。 息荒く苦しげなインデックス 階段を上がる足音 入ってくるステイルと神裂 「邪魔だ!」と上条をどけインデックスを覗き込む 「クロウリーの書の三章。天使を降臨させ、この部屋に神殿を築く」 頷く神裂 「この子の記憶を殺し尽すぞ」 「待てよ!待ってくれ。この学園都市には180万もの能力者がいる!研究機関だって千以上ある。そういうところを頼っていけば…こんな最悪の方法に頼らなくても済むかもしれないんだ。お前たちだってこんな方法取りたくねえんだろ?心の底じゃ他の方法はありませんかってお祈りしてんだろ?だったらもう少し待ってくれ。俺が、必ず誰もが笑って誰もが幸福な結末を探し出してみせるから…」 「言いたいことはそれだけか?見ろ!君はこの子の前で同じセリフが言えるのか?ずっと耐え続けてきた人間に、激痛で目を開けることも出来ない人間に、試したいことがあるから待ってろと言えるのか?顔も名前もわからない医者どもにこの子の体を好き勝手に弄ら薬漬けにすることを良しとするだなんて、そんなものは人間の考えじゃない。答えろ!君はまだ人間か?それとも人間を捨てた化け物なのか?これはあの子の記憶を失くすのに必要な道具。魔術の礼装だ。君の右手が触れればそれだけで力を失う筈だ。僕らが殺すのは記憶だけだ。命は助かる。だが、君の試みが失敗したら、あの子は死んでしまう。それでも出来るか?あの子の前で。これだけ苦しんでる女の子の前で取り上げることが出来るのか?そんなに自分の力を信じているならやってみろ!ヒーロー気取りのミュータントが!!」 眼の前にぶら下げられた十字架 思い出すインデックスとの出会い 触れることなく下ろされる右手 「儀式の開始は午前零時15分。しし座の力を借りて記憶を殺す」 「はい」 魔法陣を描き始めるステイル 「なあ、魔術師。俺は最後に何て言ってこの子にお別れすればいいと思う?」 「そんなくだらないことに割く時間などどこにもない。ここから消えてくれないか?化け物。君の右手は僕の炎を打ち消した。それがどういう原理だかいまだに理解できないけど、どんなに些細なことでもこれから行う儀式に影響を及ぼされたくはない」 「何で…何で俺にはたった一人苦しんでる女の子を助けることも出来ねえのかな?」涙が零れる上条 「儀式の開始まで、まだ10分程時間がありますね。私達が初めて記憶を消すと誓った夜は一晩中あの子の傍で泣きじゃくりました」神裂 「…だが!今のこいつは何をするか分からないんだ。僕たちが目を離した隙に心中でも図ったらどうする?」 「それならサッサと十字架に触れているとは思いませんか?彼がまだ人間だと確信していたからこそ、あなたも試してみたのでしょう?」 「しかし」 「どの道、時が満ちるまで儀式は行えません。彼の未練を残しておけば、儀式の途中で妨害が入る危険が残りますよ、ステイル」 「10分だ。いいな」 部屋を出るステイルら 眼を覚ますインデックス 「当・麻」 「インデックス…ごめん」 「当麻。部屋に何か陣が張ってある」 「回復魔術だってさ」 「魔術って誰が?…また魔術師が来たんでしょう?当麻、逃げなきゃダメだよ」 起き上がろうとするインデックスをそっと寝かせる上条 「もう、いいんだ。インデックス」 「当麻」 「終わったんだよ。終わっちまったんだ」 「当麻?」 「ごめん。俺、強くなるから。もう二度と負けねえから。お前をこんな風に扱う連中、全部残らず、一人残らずぶっ飛ばせるくらい強くなるから…待ってろよ。今度は、今度は絶対。完璧に助け出して見せるから」 微笑むインデックス「わかった。待ってる」と瞼を閉じる 零れる涙 「畜生…こんな最悪の終わり方って無いよな。結局、何も出来なかった。インデックスの脳の85%を占める10万3千冊をどうにかすること。残る15%に詰め込まれた、たった1年分の思い出を守り抜くことだって…あれ?」 「彼女の脳の85%は10万3千冊のために使われています。そのため彼女は、常人の15%しか脳を使えません。記憶の消去はきっかり一年周期に行います」思い出す神裂の言葉 「ちょっと待て。15%も使ってたった一年分しか記憶できないってどういうことだ?いや、それ以前に神裂は一体どうやって85%だの、15%だのって数字を導きだしたんだ?」 携帯に出る小萌先生 「はい!その声は上条ちゃんですね。先生ん家の電話を勝手に使っちゃダメですよお!…完全記憶能力?確かに珍しい例ですけどそれ自体はただの体質ですよ」 コーヒー牛乳手にマッサージチェアで寛ぐ先生 「それって一年間で脳を15%も使っちまうんですか?ってことは、6歳か7歳で脳がパンクしちまう程絶望的な体質ってことになりますよね?」 「確かに完全記憶能力はどんな小さな…?でも忘れることはできませんけど、それで、脳がパンクすることは絶対あり得ません!人間の脳はもともと140年分の記憶が可能ですから!」 (記憶がパンクすることなんてあり得ない!?) コーヒー牛乳飲んでぷは~!と先生 「そもそも人の記憶とは一つだけではありません。言葉や知識を司る意味記憶、運動の慣れなんかを司る手続き記憶、そして、想い出を司るエピソード記憶って具合にですね、色々あるのですよ!色々~」 「え~と、先生。言ってる意味が分からないんですけど…」 「つまりですね、いくら知識を詰め込んでも、それで記憶が圧迫されるなんてことは、脳医学上絶対にあり得ません!」 インデックスの完全記憶能力は人の命を脅かすような物じゃなかった… だとすれば、教会は神裂に嘘をついてたことになる。 じゃあ、何でインデックスは苦しんでんだ? 教会がインデックスの頭を弄って一年周期で記憶を消さなければ死んでしまうと言う細工をしたんだ。 10万3千冊を持つインデックスが絶対に裏切ることがないように… インデックスの仲間たちが涙をのんで従わなければならない様に… けど、教会の細工ってのは一体? 「そんなに自分の力を信じているならやってみろ!ヒーロー気取りのミュータントが!!」 思い出すステイルの言葉 右手の包帯を掴む上条 「ヒーロー気取りじゃねえ」 にやり。解ける包帯 「ヒーローになるんだ!」 インデックスの額に手を当て 「で…あれ?何も変化無しって異能の力に触れてない?ってことはまだ触れてない部分がある?」 インデックスを見て頬を赤らめる上条。と唇が… 「まさか…」 唇、口の中と探る上条。口の中の文字が反応し反発を食らう 突然浮かび上がる様に立つインデックス。黒い霧が纏わりつく 指に黒い血のようなものが伝う上条 立ち上がったインデックスの瞳が光り、魔法陣が浮かぶ…襲いかかるインデックス 部屋が滅茶苦茶。駆け付けるステイルと神裂 「警告!第三章第二節。第一から第三までの全結界の貫通を確認。再生準備」 倒れた家具を押しのけ立つ上条 「失敗。自動再生は不可能。現状10万3千冊の書庫の保護のため、侵入者の迎撃を優先します。書庫内の10万3千冊に寄り結界を貫通した魔術の術式を逆算…失敗。該当する魔術は発見できず。術式の構成を暴き対侵入者用のローカルウェポンを組み上げます。侵入者個人に対して最も有効な魔術の構成に成功しました。これより特定魔術、セントジョージの聖域を発動。侵入者を破壊します」 インデックスの周囲に浮かぶ魔法陣。対峙する上条。 次回、「イマジンブレーカー」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月06日 13時26分08秒
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