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テーマ:アニメあれこれ(26079)
カテゴリ:アニメ
青い空、白い雲、そして白く伸びる…
「わー!見てみて、飛行機雲!!いいないいなあ。追いかけた~い!天気良くて気持ちいいけど、あっついね~」 眩しそうに空を仰ぐ美星 「じゃあくっつかないでくださーい!」姫 「くっつくなー!」朔 笑う美星 OP 「んもおー!何なのよー!年増先輩!いっつもいっつもべったべた大八木君に触ってうらやま…あ!?じゃない!クラス迷惑!!教室でも部活でも何考えてんだかちっとも分んないしー!」 お手洗いの鏡に向かって怒る姫に 「姫も頑張れよねえ」 「あんなに仲良さげにされても戦意喪失しない所が素晴らしい!」 宥める友人達 「だって…付き合ってないもん!あの二人」 「はいはい。そう思わないと片思いなんてやってられないよね」 「ホントだもん!」 「でもぶっちゃけ大八木君に年上の彼女って一種のステイタスになってない?切り離せない感じ?」 「ああ言えてる!大八木君のファンの子ってそこも含めて好きだもん」 「そうそう!なーんか想像力を掻き立てられちゃうのよ!二人でいるときはどんななの?みたいな」 「姫には悪いけど付き合っててくれた方がおいしいなあ」 姫の気持ちを他所に盛り上がる友人達 「マユ!エミリ!」 「「なーんちゃって!」」にっこりと振り返る二人 「私たちは姫の味方だから」 「嘘だ!絶対からかってる!!」 「無い無い無い!」 「何たって、高校は言って初めての夏休み!良い思い出作るためにも頑張ろうね!」 「もしもの時は合コン何時でもセッティングするから!」 「あ!?」 「夏休み明けたら報告会だぞ!」 「何よー!」 「という訳で、天文部もいよいよ第1回夏合宿を計画したいと思います!」 拳にも力がこもるキラキラ部長 「「わあー!」」美星と小夜 「星ー!遂にこの時が来たわ!!夏と言えば星!星と言えば夜更かし!夜更かしとくれば宿泊合宿ー!ペルセウス座流星群にプレアデスノ蝕!木星の四大衛星も観測の好機だし、今年の夏も天文現象目白押しだよー!うれしーー!」小夜に飛びつく美星 「うれしいのは分かったから落ち着きなさい」 「合宿?」姫 「「ええっ!?」」立ち上がる朔と姫 「あとととと泊まり!?何?そんな事出来るんですか?」姫 「うち文化部ですよ!?大会とかも無いし…なんかそういうの運動部の特権かと…」朔 「そんな事ないよ!去年は地学部でも合宿したし!文化部でも合宿出来るんだよー」 石を掘る地学部の様子が… 「あひゃー!」 「運動部より少し審査が厳しいけどね」小夜 「行くとなる部費も心許無いが…」部長 「でも絶対行きたいよね!早く天文部の形を作って輪を広げたいなー!そしていずれは私達で企画した星見ツアーに一般の生徒も皆も参加出来るくらいになりたーい!」 沢山の生徒達を引き連れツアーの先頭に立つ所を想像する美星 「ツアコン?どんだけ連れて行く気だ?」ぼそっと突っ込む朔 「うーん…そういうの琴塚会長に睨まれそうだけど…」 ハッとしてどんよりする美星 「フーミン…」 鼻息荒く振り返る会長の姿が思い浮かぶ… 「否、会長良い人だよ」朔 チャイムの音 「いけない。時間、時間。じゃあこれか部会で承認受けてくるから」部長 「お留守番お願いね」小夜 「うーん!」 笑って見送る美星だが 「って言うか私も行くー!」と駆け出そうとする美星 「止せ!崩れるだけだ」即止める朔と姫 机に顎を乗せ考え込む様子の美星 「ねえねえ朔ちゃん。ホントに私行かなくて大丈夫だったのかな?」 「少なくとも美星が行くより安心だ」文庫(夏目漱石「こころ」)を読みながら答える朔 「ええ?そうかなー?ブヒ…」 朔と同じ本を手に朔を見つめる姫 (合宿かあ…夏休み会えるように頑張んなきゃって思ってたのに一気にその上に行っちゃった。でも天文部の合宿って何処?海?山?分かんないけど、これって絶対チャンスよね?天文部に入部してみたもののあっという間に夏休み。普段は二人きりになるチャンスも少ないけど合宿ならー!) 朔に手を曳かれ歩いてたり笑ったちする様子を思い浮かべにやける姫 「姫ちゃーん!上ー!!」 美星の叫びと同時に姫の頭に箱が落下!椅子から転げ悲鳴を上げる姫 「ゴメン姫ちゃん!」 言いつつも椅子の上に立ち本棚の上にある大きな箱を抱えたまま唸る美星が… 「何やってるんですか!?」 慌てて支える朔 「こういうときは無理せず人を呼べ!」 「ごめんなさい。いても立ってもいられなくて…でもほら!合宿グッズ!じゃじゃーん!」 驚く朔と姫の前に広げられる箱の中身 「新聞紙、ビニールシート、虫よけグッズにミニゲーム!星図、星座早見盤にライト!そしてロールマットと寝袋だよ!消耗品は皆で買い出しだね」 「寝袋?寝袋なんて使うんですか?」姫 「うん!一晩中外にいたいもん!寝袋が一番」 「アウトドア…」げっそりする朔 「みの虫?あまりロマンチックじゃなーい」がっかりな姫 「後は望遠鏡とカメラがあれば天文部の設備として及第点なのになー」 「いつもは江戸川のお陰で写真部の機材貸して貰ってるからなあ。半分がブレブレだけど…」朔 「合宿では自分達で撮ってみたいね!星の写真」 「え?可能なの?プロ級の設備とかいるんじゃ…」 「簡単なものなら私達でも撮れるよ!」月刊星ナビのページを捲り 「天文雑誌とかにアマチュアの写真いっぱい載ってるよ。ほらこれ!凄いでしょ?」 「「へー」」 感心して見る朔と姫だが… (って何かペースに巻き込まれてる!?年増障害に惑わされちゃダメ!頑張るのよ、姫!) 「あ、それより大八木君!もしかしてさっきから読んでるのって現国の課題?夏休みの」 「ああ、うん」 「すごいねえ。もう読んでるんだ」 「そういう蒔田さんも」 「うん!エヘヘ。高校でも読書感想文の課題出るなんて思わなかったよ。他にも細かい課題一杯だしねえ。これとかこれとか。一人だと大変そうだなあ」 一覧表を見る姫 「あ!それ、去年と同じだ!」 「あは…」 「私まだ去年のプリントとってあるよ!見る?」 姫にビシッと稲光が走る (違うでしょ!そうじゃないでしょ!こういう展開を待ってるんでしょ!?) 「じゃあいっしょにやろうか?」 「良いのお?」 「もちろんだよ」 あははうふふと朔と宿題をする自分を想像する姫 「どうせなら皆で時々勉強会とかしようよ!」 朔に提案している美星に焦る姫 「その後星も見れば部活も出来ちゃう!」 「へ?ちょっ!皆」 「わ!プリント懐かしい!こ、き、くる、くる、くれ、こ…」 (って聞いてないし~!?) 「そういえば朔ちゃん。昔は自由研究も一緒にやったね」懐かしむ美星だが 「ああ…蛙の飼育とか?」どんより朔 「そうそう!毎日毎日楽しかったなあ」 唸る朔 「あ!でも今年は又一緒だね。又捕まえようよ!」 「止せ!思い出したくない」 「なーんで?可愛いのに!」 「可愛くない」 「ゲコ!」 「げえ!蛙怖い~!蛙怖い~…」 「いい加減にしてください!」 姫の声に振り向く朔と美星 「何で?何で何時も邪魔するんですか?そうやってベタベタくっついて…一緒に…先輩は、美星先輩は、大八木君の事どう思ってるんですか!?」 「へ?」 「あ…」 「は!?…あ!?…何でも…」しまったと思う姫だが 「大好き!」 ドクンと鼓動が鳴る朔 ドクンと鼓動が鳴る姫 「ばっ、何!?」焦って立ちあがり何かを言おうとして口を塞ぐ朔だが「否、違う!ありえない!みーちゃんは昔の感覚そのまんまだからー、す、す…」 「うん!姫ちゃんも朔ちゃんも小夜ちんも部長もみーんな大好き!」 腰に手を当て言い放つ美星にズッコケる朔と姫 チャイムの音 「皆!お待たせ」小夜 口元からつーっと血を垂らしながらドアに凭れる部長と写真を手に元気な江戸川 「良い返事貰って来たよ!」 「イッエーイ!月一撮影会行ってきたぜー!…ああ?」江戸川 「お?」部長 本を逆さまに持ち頬が赤い朔 ギュッと目を閉じて俯く姫 机に顎を乗せ何も考えていなさそうな美星 「どうしたの?この気まずい雰囲気…」小夜 「知りません!」姫 下校時間 校舎を出る生徒達 ムッとした表情の姫 楽しそうに笑う美星と小夜 写真を手にニマニマとする江戸川 「江戸川」朔 「え?」 「お前、好きとか意識した事ある?」 「あ?水着女子?」 「何でもない…」 夕焼け空を仰ぐ朔 夕焼け空を仰ぐ姫 「「はあ~」」 二人の溜息が重なる ご機嫌の朔ママ 「うふふふ!」 カレンダーの25日に夏休みと書き込む 「ゲコ?」振り向く美星 CM OP。本日2009年7月29日に発売になりました!限定版。ミュージック・クリップを収録したDVD付。スペシャルブックレット付。 OP。通常版。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月29日 14時38分50秒
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