「神の子」たちは、類人猿を妻としたのだった。そしてその子孫が洪水前の人類、すなわち先史原始人である。だからこそ、肉体的特徴は、類人猿的、精神的特徴は、シリウス太陽系内の遊星から来た移住人たちと同様なものになったそうだ。
シリウス星人は、思念を通じて物を創造する力を持っていたので、肉体を自分たちの思うとおりに少しずつ変化させていき、長い年月の間に獣的な面が多くなって、数々の怪物を作り出した。
ギリシャ神話に出てくる蛇の髪をもつゴルゴン、半獣(ライオン)、半鳥(鷲)のグリフィン、半人半鳥のケンタウルス、蝶の羽根をもつ人間といってもほとんど獣と異なるところがなくなってしまった。この忌まわしいものを一掃するため、地球上に大変災を送る計画がたてられて、ついに大洪水が彼らに襲いかかり、純粋な肉体をもつものだけが残されたそうだ。
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