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カテゴリ:UFO
<ああ、クリストだ!> 「教学とインスピレーションで悲しみの神秘を聞こうと思い、静座して一心に瞑想してみた。一時間たっても空々漠々で、何のことか解らず、日はたそがれて、土蔵の中は、真っ暗になった。がっかりしてぺたんと臥し倒れた。『意気地なし!』内心が咎めるので、再び起き上がって坐りなおし、深い深呼吸を数回繰り返してまた瞑想に入った。 日は暮れて人の気配もないのに、どうしたのか、真っ暗な土蔵の中に静かに和やかな光がさして明るくなった。怪訝な感じと言うよりも、心にしみ込む平和は、和やかさを覚え、どうした光なのかとあたりを振りかえって見るとびっくりした。丈の高い白衣に輝く髭、ふさふさとたれた聖なる者が私の傍らに立っている。次の瞬間、私は、クリストだと思った。有りがたいような、畏ろしさを感じて、べったり床に額をすりつけ、臥し拝んだまま顔をもたげ得なかった。音なき物凄い風が来て、私を世界の外に吹き飛ばしそう。体がぶるぶると震えて、浮き上がる。一生懸命に拝んだ。すると一言『恐るるな!選ばれた真理のみたまよ。不死の我ここにいる!』クリストの言葉がひびいた!」 「人間の秘密」(三浦関造)(竜王文庫) 幻覚か、幻視か、それともリアルな体験か!? 欧米人の「キリスト狂い」ともいえる熱狂的なキリスト信仰は、なぜなのだろうか!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.05.12 22:52:47
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