<天使―神の秘密諜報員>
「UFOについて報告される異星人の外見の一部は驚くほど天使に似ている。」これは有名な伝道者、ビリー・グラハムが「天使―神の秘密諜報員」で述べていることだ。
・1、天使もエイリアンも内宇宙と外宇宙のいずれに存在しようと「異世界のもの」である。
2、彼らはすぐれた実体であって、道徳、霊性あるいは技術工学の面で高度な段階に達しているか、単に神に近い存在である。
3、両者とも驚くべき空間移動手段を持っている。
4、両者とも光の存在である。
5、彼らの装いは驚くほど似ている。
6、どことなく外見に両性具有者めいたところがあるのは、男女双方の願望が結合していることをほのめかす。
・1952年5月にオルフェオ・アンジェルッチは、カリフォルニアのバーバンクにあるロッキード社に勤めるメカニックだったが、UFOを見てから神秘体験を始めた。夕方に散歩しているうちに、再び寂しい所で「巨大なシャボン玉めいた霧のようなもの」を見たのである。この中に入るとそこは直径20フィートほどのある部屋で中央にリクライニング・チェアーがあった。そして、異世界の体験をしたという。
・翌年の9月にアンジェルッチは、丸一週間にわたる完全な記憶喪失を経験した。この間、地球上での普通の生活は全く意識していなかったが、友人や家族には普通に見えたという。こうして、アンジェルッチは地球とは離れている間、かっての惑星ルシファーのなれの果てである小惑星に現れどういうわけか二重の生活を送った。
・惑星ルシファーは、火星と木星の間に位置する環状の小惑星群になりはてている。しかし小惑星の設備がかっての壮麗な文明に比べて、貧弱なものであれ、アンジェルッチにとっては、それでもなお第7天のようなものだった。
・住民は全て例外もなく、「彫像のように美しく堂々としていた」という。彼らの世界は色彩、花、好ましい薫り、甘美な食物にあふれ調和した天上の音楽が常に流れている。宇宙に位置づけられた楽園である。
・しかしながら、アンジェルッチの描写から判断して、ルシファーの黄金時代の青ざめた反映でしかないようだ。ルシファーは、かって「朝(あした)の子」と呼ばれる君主に支配されていたが、この君主は個人的な野心と驕りにより「天の軍団」を離脱して、自分の星の破壊に努めたのだった。
「天使の世界」(マルコム・ゴドウィン)(青土社)
(「異世界」の経験者の報告は、異星人と天使との繋がりを示唆するものが多いようだ?!)
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