「秘密結社全論考」(上)
ジョン・コールマン博士 成甲書房
<今の時代には見えなくなってしまっているが、様々な秘密結社と秘密カルト教団が文字通り世界を支配しているのは、事実である。>
<8つのフリーメーソンリー系秘密結社に所属する男、フランクリン・D・ルーズヴェルト>
・フリーメーソンリーの起源は、バビロニアとエジプトの神秘主義に黒魔術が加わったものである。
フリーメーソンリーとは何か。それは宗教的なカルト集団であり、ルシファーを崇拝し、本質的に反キリストにして革命的な集団である。その主人公であるルシファーからして神に対する叛逆の象徴であり、その戦いは数千年にわたって続いている。
・ヴァイスハウプトの文書には、来るべきフランス革命の全てが詳細に記されており、まったく無警戒だったフランスで実際にすさまじい革命が起こって初めて、バイエルン政府から送られてきた文書の正しさが明らかとなった。そこには、フランス革命を推し進めたジャコバン党がメーソン結社だったこと、革命首謀者のダントンとマラーを教え、訓練したのがイギリスのメーソンであるシェルバーン伯爵だったこと、シェウバーン伯爵がすべての局面において、イギリスから「フランス」革命を指揮していたことが、克明に記されている。
<フリーメーソンリーは、キリストの伝道と全く相反する宗教から生まれたものであり、彼らは、懸命に否定するが、メーソンであるということは反キリストであるということなのである。>
・フリーメーソンリーは反教会、反カトリックであり、異端の教会である。
・メーソンリーでは、大部分の会員が第一位階から第三位階の間にとどまっている。大半の者は、そこまでであきらめてしまい、その上まで進もうとしないのだが、それも当然だ。メーソンリーの権威であり最大の擁護者であるマッケイ博士の言葉を借りれば、「ここまでは本文でその先は注釈」だからだ。メーソンリーがそれほどまでに邪悪なものならば、なぜこれほど多数の英国教会信徒がメーソンになるのか、ローマ法王の中にも何人かはメーソンがいたではないか、という人もいる。
・確かに、何千人もの英国国教会の指導者がメーソンだということは認めるが、彼らはキリスト教徒ではない。彼らは、ルシファーの密かな代理人であり、内部に入り込んで教会をつぶそうとしているのだ。また、「数名の教皇はメーソンだったという説もほぼ正しい。立証はされていないが、少なくとも三人の教皇がメーソンだったのではという、強い疑いがある。
・熱心な会員があこがれる位階をいくつか示してみるのもいいだろう。
第5位階 完全なる棟梁
第11位階 プリンス・アメスの十二人中より選ばれし至高の者
第16位階 エルサレムのプリンス
第19位階 大祭司長
第28位階 太陽の騎士、あるいはプリンス・アデプト
第31位階 大監察審問長官
第32位階 王の秘密の至高のプリンス
第33位階 ユニヴァーサル・メーソンリー最高祭司長
私は、とりわけ「ヘロデ儀礼」に興味をそそられる。なぜヘロデ王のような殺人鬼を崇拝するのだろうか。ヘロデ王は、東方の三博士がキリスト降臨というと、何千という新生児を殺した。それはただ、乳飲み子イエスを殺すためだった。それゆえ彼は今日、メーソンから褒め称えられているのだ。しかし、メーソンリーの真実の顔が現れるのは、第33位階にのぼりつめたメーソンリーの「プリンス」たちに対してだけである。
「秘密結社全論考」(上)
ジョン・コールマン博士 成甲書房
(・欧米の巨大なキリスト教文化も私たち一般人には、関心の薄い理解不能の話のようです!?)
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.05.10 07:57:02
コメント(0)
|
コメントを書く