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2011年06月24日
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白砂青松さんの最近のエントリ
「中部電力はピーク時に水力発電量をまだ増やせる」
(http://plaza.rakuten.co.jp/whitesand72/diary/201106200000/)
は、中々おもしろい観点での記事です。

中部電力は、浜岡原発を停止を理由に、夏場の電力確保が危ういと主張しています。
白砂青松さんは、中部電力の過去の水力発電の発電量と効率から、実はそんなことはないと
論証しています。

主張自体は見るべきものがありますし、主張の内容も説得力がありますが、
いつものごとく、その論証のおかげで説得力が無くなっています。

順番に見てみましょう。

元々は別のブログのコメントでの議論が火種らしいのですが、初っ端からかましてくれます。

>ここで例のネッド。氏はこの文言を自分に都合の良いように、
>「可能発電電力量」以上の発電は不可能、とでも解釈しているようですけど、
>そもそもこの「可能発電電力量」とは何なのかってことまでは全く考えていない。

確かに用語の定義というのは重要です。議論の土台になることですから、
言葉の定義は明らかにしなくてはいけません。

ところが!
この記事のどこを探しても「可能発電電力量」の公式な定義が書かれていません。

まず、水力発電は、自然の流れを利用する通常の水力発電と、原発などのオフピーク電力を利用する揚水発電の2通りがあります。
ここで、通常の水力発電についてさっそくかましてくれます。
>でも、「可能発電電力量」という概念を持ち込むなら、通常の水力発電の場合には燃料費などかからないのですから、
>その「可能発電電力量」目一杯の発電を行わない理由が存在しない。即ち、設備利用率は100%になるはずです。

何を言っているの?

可能発電力量というのは、例えば河川などを利用する場合は、その水量と効率などを基に
単位時間でもっとも効率よく発電できた場合の見込み発電量を指します。
そして、この見込み発電量は、その施設が365日フル稼働した場合を想定して算出する、
いわば、何も起きなかった場合の理想的な発電量を指します。

当然、施設のメンテナンスで設備が止まる時間は除かれますし、水量などはあくまで近年の
統計からの推定で決められますから、猛暑などで水量が減れば発電量は減ります。
簡単に言えば、施設に余裕があっても、暑くなって肝心の水がなければ発電できません。
このため、可能発電量に対して、実際に発電できた量を「実発電量」と言います。
設備利用率は 「実発電量 / 可能発電力量」 で求まりますから、『設備利用率は100%になるはずです。』なんてことは、ちょっとありえません。

そもそも、計画作業量と実際の作業量が必ず同じになるような計算式を採用することに、
一体どんな意味があるのでしょうか?

次に揚水式の発電所についても以下のようなことをかましています。
>で、この揚水式発電所の場合の「可能発電電力量」とは何か。
>それは上部ダムに貯まっている水によって決まるということです。

という記述です。
私も色々とネットで調べてみましたが
こんなことはどこにも書かれていません。
私が見つけたのは、「その施設で理論的に可能な発電量」というニュアンスの記述だけです。
ぜひとも、上記の記述の典拠を示してほしいものです。

ちなみに、白砂青松さんが引用しているグラフのサイトは
http://www.garbagenews.net/archives/1755563.html
ですが、このサイトを運営している人が、別のサイトで以下のようなグラフを示しています。

「月次最大受領時の設備利用率」
http://www.jgnn.net/ls/2011/05/post-1965.html
その中でこんなことを述べています。
「水力は「許可上限に対しては随分余裕があるように見えるけど、
それは水が一杯一杯だった時の話だから、実際には本家サイトで掲載したグラフのように
『その時における最大値(水がある中での上限)』になっちゃうよね」

白砂青松さんが引用している割には、結論は白砂青松さんとは正反対のようです。









最終更新日  2011年06月24日 22時25分37秒

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