今日はボランティアの日だった。

私は２年ほど前から月に２回、こっちの人の日本語の
勉強のお手伝いをするボランティアをしてる。ある程度
日本語が分かる人達に入会してもらっているので、
私たちの役目は、折角身に着けた日本語が錆付かない
ように、一緒にお喋りすること。話題は日本のこと、
らいおん国のこと、世界情勢のこと、芸能界のこと等
多岐に渡ってる。私は１０人チョットの人達の
担当をしていて、この中の殆どの人達は会が約１０年前に
発足されて以来、ずっと来てる人達。私が生まれ育った
国のことが大好きで、興味を持ってくれてることを
とっても嬉しく思う。みんな何回も日本に行ったことが
あるし、なかには住んでたことがある人もいて、
日本通！クラス以外でも、みんなで食事に出かけたり
誰かのうちに集まったりと、仲良しで私もとっても
よくしてもらってる。

うちのクラス（他にも何クラスか有る）日本の歌が
大好き。生徒さんの１人から提案があって、暫く歌を
やってないから、何か選んで歌詞の意味とか勉強しながら
やっていこう！という話になった。SMAP大好きの生徒さん
がすかさず、”世界に１つだけの花”を提案。何人かは
この歌を聴いたことがあると知り、ビックリ。
次回から早速、クラスの時間をちょっとずつ歌の勉強に
充てることに決定♪

私はSMAPが好き。キムタクは大好き”だった”。
お父さんになってからの彼をあんまりよく思ってないので
今は、まぁまぁ好き。（笑）SMAPの歌は、彼らの歌唱力を
差し引いても、おぉぉぉエエ歌やんかぁ～！って思うのが
多い。去年、この”世界で・・・”が日本で爆発的に
売れた。私は何で？ってずっと不思議に思ってたら、
紅白のトリにまでなってしまった。確かにイイ歌とは
思うけど、とっても当たり前のことを歌ってるこの歌が
どうしてここまで共感されたのか？

”ナンバーワンにならなくてもいい　もともと特別なオンリーワン”ってのが、共感されたんだよね？
共感されたってことは、今現在そうじゃない状況の人達が
日本には大勢いて、そうなの、そうなの！ホントはそうなの
よね～ってことでしょ？そうじゃなきゃ、私の様に、”そんなの当たり前じゃない”って思うだけだと思う。そう思ったら、悲しくなってきた。日本は傷だらけなんじゃないかな
、とってもツライ思いをしてる人が多いんじゃないかなぁ
って思って。一昔前までは、頑張ったら成果が出て、
いい学校に入れたり、いい会社に入れて一生を保障された
仕事について・・・とにかく頑張れば結果がついて来た
けど、不況は長引いてるし、学校ではイジメ、家では
虐待・・・トンネルの先にいつ出口が見えるんだろう、
もう疲れちゃった、これ以上頑張れないよっていう悲鳴が
日本に行くたびに聞こえそうな気がする。それに気付いて
以来、この曲を聴くのが辛くなった。日本に住んでる人達
には、”余計なお世話だよ”って言われそうだけど、外から見てるのもツライよ。SMAPには悪いけど、この歌が誰も
見向きもしなくなる日が日本に早く来ることを、私は望んでるよ。

さ～て、この歌のメッセージ、らいおん国の人は
どういう感想を持つかな？楽しみ～☆