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October 3, 2005
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テーマ:京都。(6102)
カテゴリ:京都
前回、京都弁で日記書いたらエライ好評やったさかい、今日は2回目っちゅうことで、また書かせてもらいます♪

「かれんちゃんと、おんなしコトしたはる人多いみたいやで、見てみ~」と高校時代の友人が昨日メールをくれはった。開けてビックリ、え~~~~~?丸善閉めはるの~~~~????全然知らんかったで~!

河原町の丸善は、私にとっては思い出多き場所、そこがなくなるなんて、なんや自分の歴史の一部をバサっ!と切り取られてしまうみたいやわ。高校から大学にかけての時期、ホンマにしょっちゅう行ってたしなぁ。当時は古臭うて、飾りっけのナイ小型デパートみたいな感じやった。1階にはバーバリーのコートとか高級輸入品を売ったはった気がする。上が洋書と和書売り場。私にとっては洋書売場のフロアーしか興味あらへんかったさかい、丸善=洋書でした。

あの当時は、今みたいにネットで本を買うなんてことなかったし、一般の本屋さんで英語のペーパーバックとか雑誌を置いたはるなんてこともなかったさかいに、英語関係は全部丸善。古臭い建物に、アメリカとかイギリスから入って来たハイカラな雑誌やら本でフロアー全部が詰まってるという、ものすごいミスマッチなトコが好きやったなぁ。

初めて洋書のフロアーに行ったんは、高1になってすぐの時。当時大学院生やった英語のかてきょ~(家庭教師のコト今でもこう言うんやろか~?)に連れてってもろて、大好きな場所に。その後、学校の帰りにも度々立ち寄るようになりました。

あそこでアメリカ人にナンパされたこともあるんです(笑) 京都は在住のガイジンが結構な数やはんにゃけど、その彼はAFSの留学生で私と同じ高校生、「これぞガイジンやぁ~!」みたいな人でした(笑)意気投合して、お付き合いするように。記念すべき私のガイジン彼氏、第一号。よう学校の帰りに丸善で待ち合わせして、立ち読みして、その後京極のBaskin Robbin's (ハニーは「サーティーワンだよ!」て言うけど、あそこは昔から「サーティーワン」やったかいなぁ?ワタシはずっとBasikin…と言ってた気ぃすんにゃけど。)でアイスクリーム食べて、河原町ウロウロして、ソニプラ行って輸入もんのノートや文房具とかお菓子買うて、四条大橋あたりの河原に座っておしゃべりして、お好み焼き食べに行って…みたいなオボコいデイトを彼の帰国までしてました…遠い目(^_^;)

そんなある日、現国の時間に、この丸善が登場したんです。梶井基次郎の「檸檬」という小説が教科書に載ってたわけです。教科書に載ってた名作と呼ばれるその小説の一部は、私にとっては不可解な内容で、「何やのん、コレ?」やったんやけど(恥;)、私がいっつも行ってる丸善が重要な場所として登場してるっちゅうことが、ものすご印象深うて、読んでてドキドキ。小説の主人公は、寺町のくだもん屋さんでレモンを買うて、丸善の本売り場にそれを爆弾として置いてくるという行動をとる…寺町のくだもん屋さんてどこのことやろ?と探しにも行きました。

丸善にレモン!に度肝を抜かれた私、「私も何かおもしろいことやったろ~!」と思て、あれこれ考えたのです(笑)思い付いたのは…。「上述の彼氏にレモンを持たせて、和書のフロアーの梶井基次郎の本が置いてある辺りに、そのレモンを置きに行かせる!」日本人が置いてもおもしろナイけど、ガイジンが置きに行ったら面白いやん!と思たんです。当時から、思い立ったら吉日!がモットーやったさかい、即実行(^。^)v


彼がレモンを置いてくるのを陰から見守る私と友人(メールをくれた友人)。そんなこととは露知らず、その辺りで立ち読みをする日本人達。もろガイジンの彼がディパックから、おもむろにレモンを取出して、そこに置く。彼を見つめる目・目・目・目(笑)その中の1人のオッチャンが、「ガイジンさん、あんたエライ粋なコトすんなぁ~ あはは~!」と笑わはった。彼は梶井基次郎どころか、日本語もカタコトしか分からへんのにね~、ぐふふっ。約20年も前の話やけど、あのオッチャンも、あの日のコトまだ覚えててくれたはるやろかぁ~?

レモン大作戦の数ヶ月後、彼はアメリカに涙涙の帰国、「絶対にまた会おなぁ~!」と伊丹空港で誓い合うたけど今日の今日まで会うてへんし、住所もなくしてしもた(笑) 彼氏は何人も変わったけど(^_^;)、その後もガイジンの彼氏と丸善へ…っちゅうのは、私が日本を離れるまで続きました。

その後、丸善が大改装して、普通の本屋さんと変わらへんようになったって聞かされ、「今度の帰国の時に見に行かなあかんなぁ」と行ってみたら、ホンマに普通のコギレイな本屋さんのビルになってしもてて心の底からガッカリ。日本でわざわざ洋書を買うこともなくなったし、買い占めるのは専ら日本語の本。日本語の本なら、四条通にもっと大きなJ堂がある。丸善と私のご縁もそれでお終い。

そして今回の閉店のニュース。。。あそこに行かへんようになったクセに言うのは気が引けるんやけど、残念やなぁ。昔の面影がなくなってしもたとしても、あそこに丸善があるのとナイのでは全然ちゃうもん。我が青春の丸善、せめて私の来月の京都行き迄待ってて欲しかったなぁ~。私もレモン置きたかったわ。誰か私の代わりに、レモンを置いて来てくれはらへんやろか?今、「檸檬」を読んだら意味が分かるやろか?京都で買うてみよかな?

今日は私の甘酸っぱい青春の思い出話でした♪ほな、おやすみやす~(^_-)~☆





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最終更新日  October 3, 2005 11:32:37 PM
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