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映画に恋してる

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夏恋karen

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2007.01.20
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カテゴリ:映画館で観た映画







「時があった」。
車椅子の男は言った。


整然と並んだ
プラスチックの青い椅子。





突然の声に
驚いた若い男は
後ろを振り返り
あたりを見回す。


眠っている老婆と
いつの間にかいる
車椅子の男。


どうやら
話しかけられたのは
自分だったらしい。


閑散とした
空港の搭乗待合ロビーには
ほかに人影もなく


ひんやりとした
この静けさは
まるで墓場にいるみたいだ。






「20年かけた計画だ」
独り言のように
車椅子の男は続ける。
その先の話を。


それは
いかさまダービーをめぐって
渦巻いた人々の黒い思惑と
巻き込まれた家族の
目を覆うような顛末の話。


若い男は次第に引き込まれ
何かの儲け話かと
思わず
身を乗り出していく。






「カンザスシティ・シャッフルを?」
車椅子の男が聞く。
「知らない」と
若い男は答える。


「みんなが右を向いたら・・・」



頭に添えられた手。



「・・・左を向く」



一瞬の出来事。






椅子に転がる
首をへし折られた死体。
彼はきっと知らない。
今、自分が死んだことさえ。


「死んだほうが役に立つ」


車椅子の男は立ち上がり
代わりに
死体を座らせると
連れてその場を立ち去った。



誰も気がつかない
ありふれた日常の
ほんの些細な
出来事のように。










映画のプロローグはこんな感じ。


最初のうちはこんな風に
理由のわからない
殺人と死体がゴロゴロ。
張りつめたシーンが続きます。


パズルのピースを
ぶちまけた感じ。
どれも皆、意味深な図柄で
これがどんな風に
一枚の絵に収まっていくのか
期待が高まります。



じっくり観ましょう♪
伏線はサスペンスの醍醐味♪
答え合わせは
映画のラストです♪



「ユージュアル・サスペクツ」は好きですか?
あれは面白い映画だった。
張り巡らされた伏線たちが
見事に収まるところに収まっていく爽快感。



「ラッキーナンバー7」も
それに近い感じのサスペンス。
でも楽しかったのは
ほっと一息つくような
コメディやロマンスの味付けが
ほどよく加えられていたところです。
これは好みによりますが
私には緊張しっぱなしの映画よりも
心地よかった♪楽しめました。



サスペンスなので
ストーリーについては
あまり触れられません。
そこで代わりに
登場人物について♪



まずは主役かな?
スレヴン役のジョシュ・ハートネット。
彼はめちゃくちゃついてない男として
人の良さそうな感じで登場します。



そしてどんどんと
やっかいな話に
巻き込まれていっちゃいます。
だけどほとんどなすがまま。
なんとかしろよー!
お尻をたたいてやりたくなります。



そこへ飛び込むこの映画の華は
彼をサポートしていくことになる
リンジー役のルーシー・リュー。
彼女は可愛い♪
小さな子リスちゃんみたい。



年齢不詳のファッションだって
許しちゃいます。キュートだもん!
そしてアタマの回転が早い!
好奇心いっぱいのくるくる変わる表情。
時々「仕事に行く」と言って
どこかへ行ってしまうんですが
最初は謎でした。
このファッションでどこへ何しに?



で、彼女の職業が途中から明らかになるんですが
なるほどねー♪
うまいセッティングだと感心。
彼女が関わってきたことで
物語がまたふくらんでいくんだな♪と
楽しい予感を与えてくれます。



そしてブルース・ウィリスは
謎の男として登場します。
空港の車椅子の男というのは
実は彼。
冷静沈着で着々と仕事をこなしていく
プロ中のプロというイメージ。
最初、死体がゴロゴロですが
全部が彼の仕業?
どうも彼がキーマンのようです。
一挙一動に目が離せません!



敵対するギャングのボスなのかな?
これはベテラン俳優の
モーガン・フリーマンと
ベン・キングズレーが堂々と演じています。



極悪非道を匂わすんだけど
それは最初の
回想シーンに集約されていました。
だから最後の方まで
怖いイメージが持続しなかったのが残念。
もうちょっと
観客を震え上がらせ続ける
キャラでもよかったかな?


これも好みの問題もあること。
私はもう少し怖くてもいいと思ったけれど
さすがはアカデミー賞俳優の
大御所二人♪
すごい威圧感と存在感でもって
この物語の格を数段あげることに
一役買っていたと思います。



すごくミーハーな感想も付け加えると
ジョシュ・ハートネットと
ルーシー・リューの身長差はツボでした♪
みあげて話すルーシーと
すこし腰をかがめて顔を見つめる
ジョシュの優しい横顔♪



いいなぁ♪
こういう雰囲気(笑)
サスペンスはもちろん
言うことなし!
物語の進め方の映像も
なかなかどうしてスタイリッシュ♪
コメディちっくなロマンスの部分もあって
私には大満足な一作でした。


一言で言えば
馬と猫と犬のお話?(え?)


この謎解きは是非映画館で♪


ラッキーナンバーセブン





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Last updated  2007.02.13 22:12:15
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あかまっちゃん2004@ Re:アース  EARTH(01/17) ようやくDVDで見ました。ただ、プロジ…
Christophor@ ... [URL= <small> <a href="http://www.qerig…
セビセビ@ 七光り うおぅ。。 なぜかは分りませんが、禁止…
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