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2007.01.20
テーマ：映画館で観た映画(8343)
カテゴリ：映画館で観た映画
「時があった」。 車椅子の男は言った。 整然と並んだ プラスチックの青い椅子。 突然の声に 驚いた若い男は 後ろを振り返り あたりを見回す。 眠っている老婆と いつの間にかいる 車椅子の男。 どうやら 話しかけられたのは 自分だったらしい。 閑散とした 空港の搭乗待合ロビーには ほかに人影もなく ひんやりとした この静けさは まるで墓場にいるみたいだ。 「２０年かけた計画だ」 独り言のように 車椅子の男は続ける。 その先の話を。 それは いかさまダービーをめぐって 渦巻いた人々の黒い思惑と 巻き込まれた家族の 目を覆うような顛末の話。 若い男は次第に引き込まれ 何かの儲け話かと 思わず 身を乗り出していく。 「カンザスシティ・シャッフルを？」 車椅子の男が聞く。 「知らない」と 若い男は答える。 「みんなが右を向いたら・・・」 頭に添えられた手。 「・・・左を向く」 一瞬の出来事。 椅子に転がる 首をへし折られた死体。 彼はきっと知らない。 今、自分が死んだことさえ。 「死んだほうが役に立つ」 車椅子の男は立ち上がり 代わりに 死体を座らせると 連れてその場を立ち去った。 誰も気がつかない ありふれた日常の ほんの些細な 出来事のように。 映画のプロローグはこんな感じ。 最初のうちはこんな風に 理由のわからない 殺人と死体がゴロゴロ。 張りつめたシーンが続きます。 パズルのピースを ぶちまけた感じ。 どれも皆、意味深な図柄で これがどんな風に 一枚の絵に収まっていくのか 期待が高まります。 じっくり観ましょう♪ 伏線はサスペンスの醍醐味♪ 答え合わせは 映画のラストです♪ 「ユージュアル・サスペクツ」は好きですか？ あれは面白い映画だった。 張り巡らされた伏線たちが 見事に収まるところに収まっていく爽快感。 「ラッキーナンバー７」も それに近い感じのサスペンス。 でも楽しかったのは ほっと一息つくような コメディやロマンスの味付けが ほどよく加えられていたところです。 これは好みによりますが 私には緊張しっぱなしの映画よりも 心地よかった♪楽しめました。 サスペンスなので ストーリーについては あまり触れられません。 そこで代わりに 登場人物について♪ まずは主役かな？ スレヴン役のジョシュ・ハートネット。 彼はめちゃくちゃついてない男として 人の良さそうな感じで登場します。 そしてどんどんと やっかいな話に 巻き込まれていっちゃいます。 だけどほとんどなすがまま。 なんとかしろよー！ お尻をたたいてやりたくなります。 そこへ飛び込むこの映画の華は 彼をサポートしていくことになる リンジー役のルーシー・リュー。 彼女は可愛い♪ 小さな子リスちゃんみたい。 年齢不詳のファッションだって 許しちゃいます。キュートだもん！ そしてアタマの回転が早い！ 好奇心いっぱいのくるくる変わる表情。 時々「仕事に行く」と言って どこかへ行ってしまうんですが 最初は謎でした。 このファッションでどこへ何しに？ で、彼女の職業が途中から明らかになるんですが なるほどねー♪ うまいセッティングだと感心。 彼女が関わってきたことで 物語がまたふくらんでいくんだな♪と 楽しい予感を与えてくれます。 そしてブルース・ウィリスは 謎の男として登場します。 空港の車椅子の男というのは 実は彼。 冷静沈着で着々と仕事をこなしていく プロ中のプロというイメージ。 最初、死体がゴロゴロですが 全部が彼の仕業？ どうも彼がキーマンのようです。 一挙一動に目が離せません！ 敵対するギャングのボスなのかな？ これはベテラン俳優の モーガン・フリーマンと ベン・キングズレーが堂々と演じています。 極悪非道を匂わすんだけど それは最初の 回想シーンに集約されていました。 だから最後の方まで 怖いイメージが持続しなかったのが残念。 もうちょっと 観客を震え上がらせ続ける キャラでもよかったかな？ これも好みの問題もあること。 私はもう少し怖くてもいいと思ったけれど さすがはアカデミー賞俳優の 大御所二人♪ すごい威圧感と存在感でもって この物語の格を数段あげることに 一役買っていたと思います。 すごくミーハーな感想も付け加えると ジョシュ・ハートネットと ルーシー・リューの身長差はツボでした♪ みあげて話すルーシーと すこし腰をかがめて顔を見つめる ジョシュの優しい横顔♪ いいなぁ♪ こういう雰囲気(笑) サスペンスはもちろん 言うことなし！ 物語の進め方の映像も なかなかどうしてスタイリッシュ♪ コメディちっくなロマンスの部分もあって 私には大満足な一作でした。 一言で言えば 馬と猫と犬のお話？（え？） この謎解きは是非映画館で♪ 
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この映画、面白かったですね。
ジョシュ・ハートネットのとぼけた感じも可愛かったし、 後半の彼は一転して・・・ムフフッかっこ良かったですね。(*^^)v ｇｏｏの方でＴＢ頂いていきますね。(^^ゞ (2007.01.21 01:33:21)
こんにちは～～
面白かったですよね～ プロローグから、グイグイと引き込まれてしまいました。。。 ブルースさんは カッコイイ～♪役でした。 回想シーンでは、笑わせてくれましたが～（あれは 笑いをとるシーンではないのかな？笑） ジョシュくんもよかったですね～ バスタオル姿も～キリッとしたとこも・・・ この映画は～どの役者さんもよくって～私は文句のつけどころがなかったです。 夏恋karenさん～ パチパチ！ 「馬と猫と犬のお話」ナイスです！！(^0^) TBさせてくださいませ～♪ (2007.01.21 13:41:29)
ジョシュ、この映画がヒットしないと
キャリアがヤバイ！？とか言われてますよね。 亀レスで申し訳ないのですが、 アタシも長年テレビTAROを愛読しております。 映画に対する視線が片寄り過ぎないのが いいな～～と思ってます。 タコとテンコの、隠れファンなのよ～～～。 あのこき下ろし加減は、映画関係の仕事に 悪く作用しないのかしら、、って心配になるほどです。ははは (2007.01.21 23:16:13)
「夢」と「ときめき」があると思う 風土・習慣・感性の違いは 映画創りでは 大きな財産ですよね 感服してしまう映画創り 日本人は真似出来ないでしょう (2007.01.22 19:07:44)
私も、ジョシュとルーシーとのシーンがお気に入りです♪
年齢差が10歳もあるとは思えぬ、ルーシーちゃんのコケティッシュな可愛らしさ。 ジョシュ君は、あまり好きな俳優さんではなかったけど 今回のタオルにスリッパ姿には、ちょいとやられました。（笑） 大御所二人、極悪人に見えなくてもいいんです！ お姿が見れただけで、満足でございました(*￣∇￣*) ＴＢ頂いて行きます♪ (2007.01.22 22:31:55)
「ユージュアル・サスペクツ」好きです！！なので、これも楽しめました！！
(2007.01.22 23:12:10)
★ミストさん♪こんにちは！
ホントね～！ジョシュ君、最初は「この子大丈夫なんじゃろか・・・？」と心配でした。裏を返せば母性本能をくすぐるタイプ？（笑） そして、後半！顔つきがぐっとシャープになりましたね！！！おやおや？すごく演技の幅が出てきたのかも！ジョシュ君はこれからまだまだ伸びて行きそうな俳優さんですね！カッコよかった（デレデレ） 私もトラバいただきに参りますね！ (2007.01.23 08:58:07)
★すみちょびさん♪こんにちは～！
そうそう♪馬と猫と犬のお話・・・うしし♪なんだか興味がわいてきたでしょ？（私は牛ではありません） これからしばらくは話題の映画がたくさん続きますね！どれを観にいくか悩みますね～！！(笑) (2007.01.23 16:43:51)
★マリーmypinkさん♪さっそく訪ねてくださったんですね！ありがとう～♪
この映画、面白かったですよね！ うふふ♪ブルース・ウィリスの回想シーン・・・ 笑うなと言われてもやっぱりムフフですよね！ ジョシュ君、最初は巻き込まれちゃってこの子はどうするよぉぉ？と、母性本能くすぐりまくられてましたが、最後は顔つきも違いましたね！がんばってました♪ 大御所二人も、存在感ばっちり♪意外と怖くなかったですが、物語をピシッとひきしめてました。さすがです！ 私も遅ればせながらトラバ、いただきに伺いますね！ これからもどうぞ、よろしく～！(笑) (2007.01.23 16:52:02)
★ららあさん♪こんにちは！
そうなの？ジョシュ君、ピンチ～じゃないですか！！！でも、安心して、ららあさん♪私の見る限りでは、彼はかなり成長しましたよ！いい先輩俳優たちに助けてもらいながら、のびのびとがんばれたと言う感じでした。でも、なにしろ私は評が甘いからなぁ・・・世間の人はなんていうのかな？彼にとっていい結果ならうれしいと思います～♪ ららあさんも、テレビTARO読者でしたか！わーい♪ タコとテンコは辛らつですよね～！好きな映画をこきおろされた時は、むかっときますが、自分でもなんじゃこりゃ！な映画だったときは、代弁してくれた！とスカッとします♪ テレビの番組表だけでなく、読み物として楽しみに買って読んでます～♪(笑) (2007.01.23 16:59:14)
★エッジさん、こんにちは♪
洋画がお好きですね！コメントから伝わってきます♪私もなぜだか洋画びいき。香港映画とかはまた違うんです。できれば英語圏、ギリギリフランス語までかな？字幕で観るくせにって言われそうですが・・・（笑） (2007.01.23 21:20:47)
★もりっぺさん♪こんにちは～！
ええっ？１０歳もルーシーが年上！？ 年齢差を感じさせないこの魅力はなんでしょうね！二人は絵柄的にもとっても相性がよかったです♪ 同じくジョシュ君は、今までタイプではなかったけれど、だんだん気になる俳優さんになってきました！上手くなったよね～！これからまだまだ伸びて行きそう♪バスタオル姿にもクラッときちゃったかな？爆 バランスのよい手足の長さや背の高さは、画面で映えますよね！ 大御所のお二人にはただただ感服です。出てくるだけでやっぱすごい威圧感♪ ブルース・ウィリスはほどよく油が抜けて、いい感じの年の取り方だと思いました！出てくるとやたらうれしい（笑） (2007.01.23 21:26:30)
★ぷよっ子さん、こんにちは～！
この映画、面白かったですよね！ 最初に伏線をばらまかれて、それが見事に収まっていく映画って、ときめきます♪まるで、すごいゲームの達人の技を横から口開けて見ているみたいな感じ♪（どんなたとえ？笑） よろしくお願いします♪また私も伺いますね！ (2007.01.23 21:29:49)
おはようございます。
前半かなり退屈だと思いますよ。(^_^;) でも乗り切らないと、楽しめないでしょうね。 勘の良い人は、かなり前から色々とわかったのでは、ないでしょうかね。 (2007.01.24 06:13:41)
★みっしゅさん♪こんにちは～！
勘の良いのも、サスペンスを観るには良いことばかりではないですね～（笑）うちの母も勘が良く、一緒に映画に行っても最初退屈だとよく寝ていました。（汗）で、映画が終わって「また寝てた！」と言うと、必ず「最初の５分で犯人がわかったから」と言ってました。爆・爆 私ですか？こんな母の子なのに、映画を数、観ているわりには、鈍いです～！汗 (2007.01.24 06:58:12)
コメントとトラックバックありがとう
ございました！ ＞パズルのピースをぶちまけた感じ。 本当にそうですよね＾＾ まさにそういう感じでした！ そのピースがズバズバ決まっていくラストまでよく できていましたよね＾＾ キャストも豪華で脚本も良くて面白かったです＾＾ 私もＴＢさせて頂きますね(^_-)-☆ (2007.01.24 20:11:21)
★ひろちゃん★５１０さん、こちらこそ訪ねてくださってありがとうございます♪
巻き戻してもう一度観たくなる、そんな映画の面白さがありましたよね！ 私もこの映画は大好き♪ サスペンスって、脚本が命ですよね！加えて豪華な出演陣に花丸な一作になりました（笑） (2007.01.25 09:27:43)
「インサイドマン」でスカ食らわされたから、サスペンスものとかを劇場で観るのに躊躇してしまうトコロがちょっとあってんけど、夏恋っコがいうんやったら間違いないんやろうから、観に行ってこようかな。
(^_^) (2007.01.26 22:14:45)
★Luckyちゃん♪これは意外とよかったよ～！
今日、ディパーテッド、観てきたけど、しんどかったわ～！同じギャングがらみでも、こっちは楽しい要素もあるしね！私はどっちかというと、こういう感じの謎解きものが好きなのかも・・・。比べるのがあかんのかも・・・（笑） 「インサイドマン」は、ジョディが出てるし、楽しみにしてた分だけがっくり感も大きかったなぁ・・・期待しすぎた。サスペンスの当たり！を見つける道は結構、けわしい・・・(◎-◎;) (2007.01.29 18:02:22)
『マリー・アントワネット』の方に、コメント＆ＴＢレス、ありがとうございました★
こちらの方は、ＴＢのみで大変失礼しました。 夏恋karenさんも、この映画、気に入られましたでしょうか？私も、この映画は、とっても好みでした（あ、私も『ユージュアル・サスペクツ』は大好きでしたよ♪） ルーシー・リュー、確かに、年齢不詳のオシャレでしたね（笑）とてもかわいかったですね！ とても脚本が面白かったと思います♪ ＴＢさせていただきました～★ 今後も、どうぞ、仲良くしてくださいまし。 今回は、どうもありがとうございました。 (2007.02.13 20:51:17)
★とらねこさん♪こんばんは！
訪ねてくださってうれしいです！ とらねこさんも、映画がお好きなんですね～！（笑） 同じギャングが出てくる話でも、「ディパーテッド」より断然「ラッキーナンバー７」の方が好きです♪時々クスッとなごませてくれるけど、脚本の方はしっかりと出来ていて・・・（笑） ジョシュ君がなんだか好きになっちゃいました～！（単純） こちらこそ、これを機会に仲良くしていただけたらうれしいです♪また、映画を観たらトラバいただきに飛んでいきますね！（笑） (2007.02.13 21:59:58) |
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