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40代高齢出産初産できた37才からの不妊治療+777の秘訣!

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果梨777

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2006.09.20
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カテゴリ:不妊


 顕微授精が駄目になったので、数日後に『妊娠レッスン』の放生先生@こまえクリニックにメールを書きました。今までの事、そして、質問を3つです。
 
1.精子はこのまま、卵は5つ程度しか取れない状態で何度も顕微授精をやってみて可能性はあるのでしょうか。この方法でいいのでしょうか。
2.主人の方は男性不妊専門の病院で再検査をした方がいいのでしょうか?それとも治療の方法はなく、生まれつきという事であきらめなければならないのでしょうか。
3.再検査が必要であればおすすめの男性不妊専門の病院を教えてください。

 それに対して、先生からは、顕微授精をすすめる医師が多いと思います。男性不妊専門の病院で再検査はあまり意味があるとは思えません。あくまでも個人的な意見ですが、一度当クリニックのカウンセリングに来られてはいかがでしょうか?有益なお話は必ずできると思います。不妊治療はどこの医療機関を受診するかと言うことが、重要です。というお返事をいただきました。実にはっきりと顕微授精が必要という事、そして、夫の再検査は必要ないという事が書いてあったのです。しかし先生にそう言われてもまだ納得できない、自然妊娠の可能性を捨てきれない私がいました。そして、「有益なお話」というお言葉にも惹かれて、先生の口からはっきりと自然妊娠の可能性について聞いてみたいという欲求と、何かしらを求めて、実際にこまえクリニックに行ってみる事にしました。

 カウンセリングの申込み方法についても先生からのメールに明記されていて、『妊娠レッスン』は必ず読んでから、申込みはお電話で、決まった曜日の午前中にという事でした。もうご本は読んでいたので、うまくタイミングがあった日にお電話してみました。

 ところで先生のご本ですが、私は千円以上の本を購入するという事が出来ないでいましたので、横浜市の図書館で借りることにしました。ところが図書館には置いてありませんでした。そこで、図書館で買って入れていただきました。それ以外にも最寄の図書館からは不妊関連の本を片っ端から借りて読みました。中でも夫と私が検査時から顕微授精が終るまでずうっと借り直して家に置いていたのが『体外受精update改訂3版』という本で、受精卵の写真や顕微授精の針の刺し方まで書いてある、もしかしてお医者さんの卵さんが読む本だったのでしょうか、良い本でした。(今は蔵書にないようです。)

 予約のお電話をしてみると、取れたのは1ヵ月も先でした。再度先生にメールを出すと、これまでの経過と、不妊治療に対する希望をA4の用紙にまとめて記入して、当日持参するように、記入例と、用紙のフォーマットがあるURLを教えていただきました。1ヶ月間、この用紙を書くことに力を注ぎました。まとめるのが大変なので、少しずつPCで打っては保存、読み返しては直すという事を繰り返しているうちに、A4の紙2枚の量になってしまいました。

 病院の最寄り駅は小田急線の狛江駅だったので、電車で行くにはちょっと不便でした。それで、車で行ってみることに決めました。自宅から最寄の駅までも遠かったので、バスや電車を乗り継いでいくことは考えられませんでした。ナビがなかったので、地図を見て、何となく太そうな道路を事前に道を探しました。夫も私も、2人共運転が下手で、地図が読めない、方向音痴、道路標識が目に入らないと、四拍子そろっているので、車で行ったことのない場所に行くというのは大変な事でした。大抵どこにいるのかも分からなくなって大喧嘩になってしまうのが常でしたから。(最近お安くて小さいナビ迷WANミニを買って、ようやく迷わなくなったので、当時の私達に届けてあげたい気分です。)比較的病院寄りの方に、生田緑地公園という川崎市の大きな公園があって、岡本太郎美術館や、民家園、プラネタリウムがあったり、近くには向ヶ丘遊園の跡地がバラ園になっていて、薔薇の季節には良さそうである事がネットで調べて分かりました。

 さて、ようやくカウンセリングの日がやってきました。10時のところを、1時間前に家を出ました。何度も事前に地図を確認して、曲がり角に注意していたので、比較的順調に到着出来ました。そして運良く駐車場も空いていました。

 待合室は空いていました。先生は本業が内科の先生なので、いかにも地元の方が風邪をひいたので来ましたという感じで数名いらっしゃるだけでした。ちょっと拍子抜けしましたが、本業優先で、不妊治療のカウンセリングは1時間に1人とか午前中1人とか、そのようにしか受けていないのだという事がその時分かりました。いつも不妊専門の病院で、1人1分でどんどん回っているのに慣れていた私には、しばらく忘れていた空気でした。用意して行った用紙を提出して、簡単な問診表に答えながら待つと、名前を呼ばれました。待ち時間が短いのは嬉しいです。

 診察室に入り、初めて放生先生と対面しました。何だか不思議な感じでした。椅子をもう1つ持って来ていただいて、先生の前に夫と2人で座りました。先生の第一声は、詳しく書いていただいたので、もう何も聞く事はありません。でした。え???あまりにも詳しく書きすぎたのでしょうか。カウンセリングの事を誤解していた私は、書いて行っても、それを確認するやり取りがあるという風に考えていたのです。そして、どうも今私が通っている病院の先生の事を悪く思っているようだけど?と言われました。え?そんな事書いてないのに。そして、そう言われてみると確かに、そんな言いかたしなくてもいいじゃないとはいつも思っているなーと思って、仕方なくうなづきました。そうすると、他の病院行った事ないでしょう?ひどい先生が沢山いるんだよ。そんな風に言われました。私が通っている不妊専門の病院の先生は技術も素晴らしくて、とても良い先生なのだという事を教えていただきました。先生にしてみれば、病院の名前が事前に分かっていたら来るように言わなかったのにという感じでしょうか。それから、不妊専門の病院の先生には言わないで先生の所にカウンセリングに来た事、それから、大森病院に予約を入れていて、3日後に夫の検査をしてもらう予定だという事をお話しましたら、感心しないなーと言われました。え?何で?と驚いてしまいました。感心しないなんて誰かから言われたのは初めてでした。えー?と思いながらも、メールでも質問した、顕微授精じゃないと難しいのか、自然妊娠の可能性がないのかという事を質問しました。そして、やはり顕微授精をすすめられました。そこで私はもうショックで頭が真っ白になってしまって、先生のおっしゃっている言葉の1/3も頭に入らなくなりました。私にとって良い病院なのだから、先生との関係を修復して(特に悪いとは思いませんが)、これから治療を続けていくのがいいと言われました。しかし、次に顕微授精出来るとしても、次のボーナスの時で、それまで時間があるのでそれまでに出来ることをしたいとお話すると、今までの血液検査の結果を聞かれました。数値をです。私、今まで血液検査をしましょうと言われて、何の為の検査かを聞いた事がありませんでした。先生からも説明はないし、結果についても、問題ありませんでしたと言われると、はいとお返事するだけで、問題なければいいや!という風に思っていたのです。そういえば先生のご本には、数値を基礎体温表に書き入れると書いてありました。数値が分からなかったので、それならこれから血液検査をしていきましょうという事を言われました。それから、基礎体温表ですが、先生は、仁丹の基礎体温表がお嫌いだそうで、先生のご本の後ろの方に付いている基礎体温表または、そのコピーを下さって、そちらにこれからの基礎体温を書き写すように言われました。その他には、夫の男性不妊について、漢方薬を飲んでみたいと思っても、そういうレベルではないと処方してもらえないので、大森病院の結果次第では、漢方薬を処方してもらえないか聞いてみたらOKでした。血液検査の結果は、不妊治療専門の病院の先生に問い合わせれば教えてもらえるはずだし、今日検査をする必要はないと思いましたが、あまりにも頭が真っ白で異を唱える事が出来ず、とりあえず今日1回は血液を取って、次回までにメールで聞いてみようと思っていました。先生には何だか申し訳ないのですが、その時の私にはそれ以上の事はどう頑張っても出来ませんでした。

 採血を済ませて、お会計をして病院を後にしました。車で走りながら、私が夫に言った第一声は、不妊専門の病院の先生、良い先生なんだね。でした。それに対して夫は、知ってた。と答えました。コウノトリ学級や、体外受精の説明会を無料でする先生は良い先生に決まっている。最初からそんな事は知っていたというのです。そして、今回カウンセリングに来たのは、私の為であって、とにかく私の気が済むようにしたいと思って付き合ってくれたのでした。びっくりです。まだ自然妊娠の可能性を否定?されたショックで頭が一杯でしたが、少しずつ、少しずつ落ち着いてきました。

 私にとって、セカンドオピニオンは、想像していた事、期待していた事とは全く違いました。しかし結果的には大きな成果がありました。やはり自然妊娠はないと分かった事。私にとって最も良い病院を選択しているという事が分かった事。そして、希望すれば夫に漢方薬を処方していただけると分かった事です。

 (注:この日記は少し前の事を書いています。)

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Last updated  2007.04.25 11:33:34
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