カールのフランス体験記

2010/05/16(日)11:34

充実の美瑛丘めぐり

旭川発の東京への最終便まで、今日はたっぷり時間が有るので、 駅レンタカーを借りて心行くまで美瑛の丘を巡る計画。 既に何度か一人で丘のドライブの体験をしているので、土地勘 はある。 美瑛のロードマップを見て、如何言うルートで巡るかお出発前 にレビューして見た。 美瑛駅より美田橋を越えてマイルドセブンの丘に上り美田地区 へ、美馬牛、新星地区から千代田の丘へ登り、白銀地区の白銀 模範牧場、置杵牛地区を経由して北瑛地区とルート概要を頭に 入れたが、天候が徐々に回復して展望が開けて来た事もあり、 行きつ戻りつの行程に成った。 もう一つドライブ中に、今月初めに誕生祝いをした渋谷のVIRON の西川社長が昨年開業した美瑛ファームに行きたくなった。 西川さんから、草だけを食べ、真冬も屋外で過ごすジャージー牛 を育てて居ると聞いていたので、その逞しい牛を是非見たいと言 う思いが募った。 手掛かりを求めて役場にTELを入れて情報収集したが、新星地 区にある事と看板等の表示は一切なく、細い山道を登った辺鄙な 場所にあると言う乏しい情報を元に探す事に成った。 フランスでも乏しい情報を元に僻地を巡って、目指す場所を何度 か探し当てた事があるので楽観視していた。 マイルドセブンの丘付近では大雪連邦方面の展望を楽しんだ後、 美瑛川を越えて美馬牛方面へ。 途中の道路脇で、カタクリとエゾエンコグサの群落を見付けた。 美馬牛小学校から新星地区へ入り、美瑛ファームの事を聞いた が知っている人は居なかった。 道道美沢美馬牛線から分かれる枝道に入るも判らず、結局捜索 は諦めて、拓真館経由千代田の丘へ登り、ファームズ千代田で 昼食。 此処のビーフシチュー定食のフアンで今回で3回目。 自家製の牛肉だけでなく、ここの新鮮サラダは何時食べても満 足。 昼食後に白銀模範牧場へ、十勝連邦の雲は取れず、牧場も今の 季節は寒々としていた。 野菜のハウス栽培が盛んな置杵牛地区で里山景観を楽しんだ後、 美瑛市街に戻って来た。 如何するか迷ったが、粘りが足りなかった事を反省して、再度 美瑛ファーム探しにチャレンジする事にした。 パノラマロードを通り四季の交流館で小休止、交流館裏の斜面 に登り、一昨年植樹した苗木を懐かしく観察した。 此処から新星館方面への道は好きなルートの一つ。 新星地区の中で、富良野に近い人家が少ない細い道を走り、農 作業中の方に声を掛けた所、近くに美瑛ファームが有るとの嬉 しい返事が聞けた。 ヤッタと喜び勇んで牧場へ、新しい建物で美瑛ファームと確信 して、人の気配がする方へ声を掛けた。 牧場を見せて欲しいとお願いをして希望が叶った。 今年生まれたジャージー牛の赤ちゃんが居ると聞いたので、見 せて頂いた。 すごく人懐っこくて、何とも可愛い。 暫く待っていれば、牧場で草を食べて居た牛が戻ってくると聞 いたので待たせて貰った。 現在ソフトクリームの試作中との事で、味見をさせて頂いた。 北海道のソフトクリームは一般的に濃厚さを謳い文句にしてい るが、草をだけを食べて居る自然で爽快感のある特徴が良く出 て居た。 北海道では珍しいジャージー牛が戻って来た、屋外で冬を越し、 草だけで育つ牛だけに、とても元気で軽快なフットワークを見 せて呉れた。 親切に対応して頂いた佐藤さんにお礼を言って美瑛ファームを 後にした。 途中の緑が丘でラベンダー畑に出会った。 再度千代田の丘に登り、パノラマロードから大雪連邦、トムラ ウシ方面、十勝連邦の展望を楽しんだ。 途中レンタサイクルで登って来た一人旅の女性に会ったが、余 りの景色に大感激していた。 美瑛市街を抜けて、北西の丘から北瑛地区へ。 北瑛からは麦畑越えの十勝連邦や大雪連邦を背景にした着陸直 前の機体の写真が撮れた。 8Hを越える長時間、美瑛の丘を巡る充実の旅が出来た。

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